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信号に従うこと

こんにちは。今回は【教習項目2】の「信号に従うこと」についてのお話です。

赤は止まれ 黄色は注意 青は進め・・・?

一般的な認識だと「赤は止まれ 黄色は注意 青は進め」じゃないでしょうか?もし、そう思われているなら、残念ながら、3分の2が間違いです。
「赤は止まれ 黄色は〜」というのは、幼稚園などでシンプルにわかりやすく覚えるための合言葉みたいなものです。そのまま覚えている方は、良く言えば素直ですが、悪い言い方をすれば幼稚園の頃から知識がアップデートされていないということかもしれません。

正しくは「赤は止まれ」「黄色も止まれ(危険な場合を除く)」「青は進むことができる」です。
赤信号は、誰がなんと言おうと「止まれ(停止線を超えて進んではならない)」ですよね。これに異議がある人はいないと思います。青信号も、進まない(進めない)という選択肢もあるため「(状況を見て)進むことができる」で大丈夫ですよね。※[You must go]でなく、あくまで[You can go]

黄色も止まれ

問題は黄信号です。道路交通法には、第一義として赤信号と同じく「停止線を超えて進んではならない」との記載があります。なので、まずは「止まれ」なのです。続けて「しかし、すでに交差点に近づいており安全に停止できない場合は”そのまま”進むことができる」とあります。(安全に停止できない場合とは、急ブレーキやスリップなど同乗者に危険が及ぶような場合)
この、「しかし、すでに~」以降の部分が拡大解釈?!されて「注意」どころか「まだ行ける!」「今のうちに行っちゃえ!」というドライバーが多くなっているんではないかと思います。ちなみに、安全に止まれない場合は”そのまま”進むべきなので、黄信号のタイミングで加速しながら交差点へ進入すると、信号無視として捕まる場合があるそうです。

ローカルマナー

「黄信号で止まらない山形県民のマナーが悪い!」という意見があります。正に、ごもっともでございます。ですが、「運転マナー」以外の部分もあるんではないかと個人的に考えています。

まず一つは、「山形県内の交差点がさほど大きくない」こと。これは、たとえ黄信号で進入しても、あっという間に通過できるので、他者に迷惑をかけている実感が乏しいので行動の是正に繋がらないという説。
二つ目は「衆人環視の場が少ない」こと。一つ目の説とやや重複しますが、山形県内の道路使用人口の絶対数は、首都圏のそれに遠く及びません。自分のマナー違反、ルール違反を見られる眼の数が少なければ、行動の是正に繋がらないという説。(人の目を気にする日本人的心理)

運転行動心理

そして、三つ目が山形県民に限らず「人間、迷ったら行く!」説です。運転行動心理学のなかで「一度、目的地に向けてスタートしたら、理由の如何に問わず一秒でも早く到着したい」という心理があるそうです。つまり、知らずしらず「止まりたくない」という心理が運転中にはずっと働いているということです。・・・なんとなくわかりますよね。渋滞でイライラしたり、踏切などで、ちゃんと止まらず徐行になっちゃうのは、この心理のせいかもしれません。

まぁ、これらのこと(それ以外も?)が重層的に絡み合い黄信号で止まらないドライバーが多いのだと思います。もちろん、ルール違反、マナー違反を容認するつもりはさらさらありませんが、「山形県民は運転マナーが悪い」説に一石を投じたかっただけです。以上、今回の個人的持論でした。

話の方向性がややずれてしまいましたが、信号の意味を間違って覚えていた方は、改めて正しく意味を理解して、今後も安全運転を続けてください。

それではHave a nice drive!


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