やまがたドライブチェック

「やまがたドライブチェック」は、キャリア15年以上の元自動車教習所指導員が「やさしく」…

やまがたドライブチェック

「やまがたドライブチェック」は、キャリア15年以上の元自動車教習所指導員が「やさしく」「わかりやすく」コーチングする、山形初の出張型運転レッスンです。 ペーパードライバー講習の他、高齢ドライバーにおすすめの「運転健康診断」等も行っております。

最近の記事

追い越し

今回は「追い越し」についてのお話です・・・が、基本的に追い越しは危ない行為なので、やらないほうがいいです。ただ、山形で暮らしていると作業後の除雪車だったり、田植え、稲刈りのトラクターだったり、石焼き芋屋さん(これは全国的)など、低速の車が走っている場合があります。そんな時に、正しく安全に追い越しができるように知っていて損はありません。 「追い越し」と「追い抜き」あんまり大事な部分ではないのですが、一応、説明します。 ・進行中の前の車などの前方に出る行為で、 ハンドル操作を

    • 進路変更など

      今回は「進路変更など」についてのお話です。 みだりに変更してはいけない前回の「警音器の使用」と同じように、走行中はみだりに進路を変更してはいけません。 なので、例えば、二車線以上の道路で、右に左に車線変更を繰り返したり、不必要にふらふら走行したりしてはいけません。 また、道路交通法では「後ろからくる車などが、急ブレーキや急ハンドルで避けなければならないようなときは、進路を変更してはいけない」とあります。 あおり運転のドライブレコーダーの動画でよく見る、急に前方に割り込んで

      • 警音器の使用

        今回は「警音器(クラクション)」について多少お話します。 警音器の使用制限道路交通法では、警音器の使用について「みだりに警音器を鳴らしてはいけない」とあります。 なので、やたらめったら警音器を鳴らすのは違法行為です。 じゃあ、いつ鳴らすの?「今でしょ!」って、いまだに言いたくなっちゃいますよね。 ちなみに、林先生の本はフツーに良書でした。おすすめです。 話が逸れてしまいましたが、警音器の使用目的は「危険を避けるため」です。例えば、「対向車がスマホに夢中で、中央線をはみ出

        • 安全の確認と合図

          今回は教習項目9「安全の確認と合図・警音器の使用」の中から、主に正しいウィンカーの出し方についてお話します。 アクションの前に運転中に、何らかの行動(右左折や車線変更など)を起こす場合は、周囲の状況の確認が欠かせません。そして、確認だけではなく「行動します」という意思の表示も必要です。さらに、自分の意思表示がちゃんと伝わっているかの再確認もしましょう。これらの段階を経て、はじめて安全に行動が起こせます。つまり、 安全確認 → 合図 → 再確認 → 行動 上記の順番で行動

          横断歩道に近づいたとき

          今回は「歩行者の保護など」の項目にある「横断歩道に近づいたとき」についてお話します。 歩行者絶対優先!みなさんは車を運転中に信号機のない横断歩道に近づいたら、ちゃんと歩行者の有無を確認していますか? 横断歩道付近では、道路交通法により定められた正しい通過方法があります。ただ、ここ数年は行政やJAF等のご尽力により「横断歩道は歩行者優先」という意識が高まっているので、正しいルールをご存じの方も多いと思います。 【信号機のない横断歩道に近づいたとき】 ケース①  横断歩道付

          横断歩道に近づいたとき

          歩行者の保護など

          学科教習項目8「歩行者の保護など」についてのお話です。 セーフティインターバル歩行者や自転車は「交通弱者」とも言われ道路上では保護される対象です。なので、道路交通法には ・歩行者、自転車のそばを通る際は「安全な間隔」をあけなければならない ・安全な間隔がとれない場合は「徐行」しなければならない という基本ルールがあります。「安全な間隔」は道路交通環境によって様々ですので、具体的に○○mというような規定はありませんが「絶対にお互い接触しない」と感じるくらいの間隔かと思いま

          安全な速度と車間距離 その3

          今回は「ブレーキのかけ方」などについて語ります。ブレーキのかけ方など、技術的なことは道路交通法で定められているわけではありませんが、効果的なブレーキのかけ方はあります。 ポンピングブレーキ① 最初はブレーキペダルをできるだけ軽く踏みましょう。それから必要な強さまで徐々に踏み込んでいきます。 ② ブレーキペダルは数回に分けて踏みましょう(ポンピングブレーキ)。道路がすべりやすい状態のときには特に効果的です。また、ブレーキ灯が点滅し、後続車への合図となって追突事故防止に役立ち

          安全な速度と車間距離 その3

          安全な速度と車間距離 その2

          今回は「車間距離」の話です。 停止距離は空走距離+制動距離Q. 1〜10まで番号が振ってある駐車場で、ある番号のところだけ、どうしても駐車できません。さて、その番号は何番でしょうか? A. 9番(車は急「9」に止まれないから) なんていう、なぞなぞがありましたね。 走行中の車は、動いている状態からピタッとすぐ止まるのは「慣性の法則」やら、なんちゃらで、無理なのは常識かと思います。なので、車を運転しているときは、車間距離をしっかり保持していないと、追突などの事故に繋がって

          安全な速度と車間距離 その2

          安全な速度と車間距離 その1

          今回お話する項目は「安全な速度と車間距離」についてです。 制限速度と法定速度「一般道は時速60キロまで、高速道路は時速100キロまで」というのが、一般的な認識かと思います。間違っていません、その通りです。 標識などで規制がある場合は、その速度を超えて運転してはいけません。 ちなみに、”超えて”という表現なので、例えば50キロ制限の道路は 時速50キロで走行 ・・・セーフ 時速51キロ~で走行・・・アウト  ということです。 標識などの規制が無い場合は法定速度(時速60キ

          安全な速度と車間距離 その1

          緊急自動車などの優先

          今回は「緊急自動車などの優先」という項目についてのお話です。 救急車でも緊急自動車じゃない?運転中に救急車のサイレンが聞こえてきたら、止まって救急車を優先させるのは当たり前ですね。わざわざ邪魔する人はいないと思います。 ところで、救急車以外の緊急自動車といえば、他にどんな自動車があるでしょうか? 「・・・消防車!・・・あとパトカー!・・・あ、白バイもか!」 そうですね、そんなところが代表的な緊急自動車です・・・と、言いたいところですが、半分正解半分不正解ですかね。 道路

          踏切の通過方法など

          今回は「踏切の通過方法など」についてのお話です。 止まって 見て 聞いて道路交通法では「踏切の直前(停止線があるときは、その直前)で一時停止をし、窓を開けるなどして自分の目と耳で左右の安全を確かめなければならない」とあります。みなさんも、踏切では一時停止をしていると思います。 でも、教習所では「窓を開けて音を聞く」って習いませんでしたか? 窓を開けて聞くのは教習所だけ?踏切警報機の音って、すごく大きいので「わざわざ窓開けなくてもいいんじゃない?」とも思いますが、もちろん理

          交差点などの通行 その3

          左折右折ときたら、次は直進か?となりますが、今回は、”あまり山形に浸透してなさそうな”交差点の通行方法などのお話です。 二段階右折「原付は二段階右折」って、なんとなく教習所で習った覚えがありますよね?でも、詳細まで覚えている方は少ないと思います。道路交通法では、下記の図のような交差点を右折する場合、原付バイクは二段階右折をしなければなりません。 二段階右折の方法は、上記の図のように、まず右ウィンカーを出しながら直進して、向きを変えて止まります。そして、その後は普通に直進し

          交差点などの通行 その3

          交差点などの通行 その2右折

          前回に引き続き、交差点の通行方法のお話です。今回は「正しい右折方法」などについてお話します。 正しい右折方法道路交通法には、「右折しようとするときは、あらかじめできるだけ道路の中央に寄り、交差点の中心のすぐ内側を徐行しながら通行しなければならない」とあります。 左折時と同じように、あらかじめ「中央(線)に寄せる」ことと「徐行」が必要です。中央に寄せる主な理由としては、後続の直進車等に進路を空けるため、つまり「右折待ち」で進路を塞がないよう(寄っても通れない場合もあるが)に、

          交差点などの通行 その2右折

          交差点などの通行 その1左折

          今回は「交差点などの通行・踏切」の項目から、お話していきたいと思います。 正しい左折方法みなさんは、交差点の通行方法が道路交通法で定められているのは、ご存じでしたか?ただ曲がるだけじゃなく、やらなければならないことがあるんです。では、正しい左折方法から。 左折の際は「あらかじめできるだけ道路の左側に寄り、交差点の側端に沿って徐行しながら通行しなければならない」とあります。 ですので、下記の図のように「左に寄せる」「小回り」「徐行」をしなければなりません。 あらかじめ「左に

          交差点などの通行 その1左折

          車が通行するところ・車が通行してはいけないところ その2

          前回は、主に自転車の通行方法について話しましたが、今回は自動車のお話です。 左側通行日本は、道路交通法で左側通行が定められています。世界的には右側通行が主流で、左側通行を採用している主な国(地域)は、英国と旧英国領(香港等)、オーストラリア・インド・南アフリカ、日本、タイなどだそうです。 イギリス車や日本車は右ハンドル、その他の外国車は左ハンドルというのも、走行位置に関係しています。余談ですが、私も若い頃は(モテたくて)左ハンドルの外車に憧れたもんです。ただ、左ハンドルの車

          車が通行するところ・車が通行してはいけないところ その2

          車が通行するところ・車が通行してはいけないところ その1

          今回は「車が通行するところ・してはいけないところ」という項目について話をします。ちょっと長くなってしまいましたので、飛ばし読みでも結構です。 この項目で伝えたいことは、「車は左側通行で車道を通行する」というシンプルなメッセージです。つまり、歩道の走行や対向車線への逆走はしてはいけないということ。いたって当たり前のことですが、道路交通法で「車(車両)」とは、自動車だけでなく、自転車、原付、バイクまで含みます。なので、自転車であっても、車道(路側帯含む)走行時の逆走は違反行為で

          車が通行するところ・車が通行してはいけないところ その1