私はヒトである。 しかし、彼女というものができたことがない。 だから、今一番したいことは彼女と楽しいデートをすることである。 だが、そう簡単に彼女はできない。 早く生きた実感がほしい。 そうはいっても、私のような人間ではだめか。 自信は失われてゆく。 … 今日、エキナカの商業施設をふらついた。 私は、化粧品からPC関連商品まで取り扱う「スリーコインズ」の幅広い品揃えに舌を巻いていた。以前、「60cm×30cm」程の大きいマウスパッドを見て一目ぼれしたが、「やは
現代の日本では、「”好き”が人生を豊かにする」といわれる。 自分にはそんなものない。 だから、 「なんでもいい。他人から認められなくても自分が好きなものを大事に。」という言葉を見かけると、「はあ?口先だけで適当なこと言ってんじゃねえよ。」とあまのじゃくっちゃう。 「金なし、夢なし、彼氏なし」のないものづくしで、好きなものも好きな人もいない主人公が最後は夢を見つけ、イケメンとくっつくドラマにも、「このご都合主義脚本め!」と思ってしまう。(特定のドラマを名指ししているわけではあ
2021年4月末、ふいに目に入ったスープカレーの看板。 「スープカレーね。スパイスカレーばっか追っかけて、食べたことないんだよなあ。どれ、入ってみますか。」 1度は通り過ぎた店に入る私。 「カレーをひとつ。あと、食後にみかんジュースください。」 お!その場で、果物をミキサーに掛けてジュースにしてくれんの? うれしーじゃん。 カレー到着。 ぱくりっ・・・、っ、しょっぺえ。塩入れすぎではないかね。笑っちまったよ。拙者、スパイスからカレーつくる人って苦手で、そういう人に出会
30歳になった。 と、同時に妖精になった。 仕事の役職がつく。 〇〇リーダーとか、〇〇課長ってほかの人は役職の前に何の仕事をする人なのか名称がついてるけど、僕は妖精係長だ。 みんな僕のことをある程度恋愛経験を積んできたであろう眼鏡青年だと思ってる。きっと。え、違う? 恋愛なんてしたことがない。 出会いがない。というのは言い訳で自分の行動が足りていないだけ。こうして、相手の反論を潰すのがしゅみです。 アプリも街コンも合コンもした。けど、この人といっしょにいたいと思