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【見学記】岩手【萬鉄五郎記念美術館】「動物たちの浮世絵展」
はじめましての人ははじめまして、ヤマガと申します。
先日、萬鉄五郎記念美術館に行ったので【見学記】をまとめました。
展覧会
「動物たちの浮世絵展」
会期:2024年9月14日(土)~2024年11月24日(日)
・料金
【一般】700円
【高校生・学生】400円
【小・中学生】300円
会場
🏛️萬鉄五郎記念美術館
開館時間:8:30〜17:00
萬鉄五郎記念美術館は日本の近代美術の先駆者の一人、萬鉄五郎(1885-1927)を顕彰するため1984年5月に開館しました。
萬の生地である土沢が一望できる、彼がこよなく愛した「舘山」に位置しています。
「萬と土沢」をテーマに、油彩画・水墨画など、萬の資料を所蔵・展示しています。
「動物たちの浮世絵展」
江戸時代に親しまれた浮世絵には、人とかかわりをもつ動物たちが多く登場します。ペットとして愛された猫、犬、金魚をはじめ、人とともに働く馬や牛、猿、そして舶来の象、孔雀、オウムから空想の珍獣まで、彼らはさまざまな姿で描かれます。絵師も可愛い、滑稽、怪しい動物たちをそのまま写すだけではなく、社会を風刺したり、事件を痛快に伝えたりと、イマジネーションを駆使している様子が見て取れます。江戸中期から明治初期までの浮世絵を通して当時の世相を知るとともに、春信から歌麿、北斎、広重、国芳ら人気絵師によって描かれた動物たちの姿をお楽しみください。
動物は、江戸の「三大ペット」だった犬、猫、金魚のほか、労働を支えた馬や牛、舶来のラクダや象、空想上の生き物等もあります。
動物を使った社会風刺の作品もあり、その中でも残酷な描写もあったので見ていて痛々しかったです。
「萬鉄五郎」
萬鉄五郎は、1885(明治18)年11月17日、花巻市東和町土沢に生まれました。記念美術館に近い「八丁(屋号)」がその生家です。
幼少期より水墨画を、また16歳の時に大下藤次郎の手引書により水彩画を独学で始めました。
彼の短い生涯の間に、西洋の新しい美術運動、後期印象派、フォーヴィスム、キュビスムが日本に紹介され、若い画家たちに影響を与えました。
萬もそのひとりで西洋の新しい絵画の傾向を実験しました。しかし彼はそれを模倣することには満足せず、それを吸収し、彼の内面を具現した自身の絵画を確立しました。
2階に萬鉄五郎の作品が展示されていましたが、裸体美人等いくつか複製品が展示されています。
場所の立地ということもあり、人は少なく、ゆっくりと鑑賞することができました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いできたらと思います。