今後取り入れたいテクニカル手法について
テクニカルも見なきゃ、と思ったきっかけ
私の今までの手法はファンダメンタル分析を中心としたものでした。
割安企業を探すというよりは、今後の業績変化から株価上昇を狙う手法です。
テクニカルについては軽視しており、特別勉強することもありませんでした。それどころかテクニカル派を「ケッ、企業の本質を見ないイナゴどもめ」くらいに思っていた節もあります。
私が間違っておりました、この場を借りてお詫び申し上げます。
変節となったきっかけは今年から主力に据えた2つの銘柄です。
1つ目はスパイダープラス。
2月決算発表後、4月からの働き方改革関連法で建設業界のDXが急務になることから購入しました。
社長のX発言(; ・`д・´)でストップ高となった直後に利益確定できたのですが、その後の下落を見て4月に699円買い戻しからスケベナンピンをして痛い目を見ています。
もう一つはゲオHD。
リユースのトレジャーファクトリーが主力でしたが、同業ゲオの下落をみて「鞘取りができる!」と上昇基調のトレファクを売却。下落基調のゲオを購入しました。
結果、トレファクはさらに上昇しゲオは下落するという展開。
いずれの銘柄でも「業績は問題ない」「計画的買い下がり」と言い訳をしながら下がっては追加、を繰り返した結果大きな損失となりました。
特にゲオは一度も利確できず、上昇したトレファクを取り逃したこともあって今年のリターンにかなりの悪影響を与えています。
・・・こうやって改めて振り返ると初心者の失敗典型です。株歴それなりにあるのに!
テクニカルを見ていれば回避できたかも?
2銘柄の失敗に共通するのは、株価が25日移動平均線を明確に下回っている状態でナンピン買いをした、という点。
せめて25MAを上回ってからの買い増しであれば損失は半分以下になっています。
ナンピン買いは自分の悪い癖です。結果的に助かってしまったことが多く、そのためこれまで修正しようと思わなかったのです。
「底値から数%でもあがったら買いたくない」「底値を当てたい」という意識も拍車をかけました。
で、どうするのか
購入、撤退の基準にテクニカルを導入します。
【購入時】
特に下落している銘柄は
・25MAを下回って下落している銘柄を購入しない
・購入は25MAを抜けた際や、直近高値更新、安値切り上げなど「底打ち」可能性がある時に行う
【撤退時】
・含み損となった
・上抜けした25MAを再び明確に下回った
・直近安値を更新した
※どれを基準とするかは都度判断
こちらを指針としようかと。
また高値・下値切り上げなど上昇トレンドになった際に買い増しもしていこうと思います。
最大の利点
暴落時の生存確率が高まるのが最大の利点。
自然と損が小ない状態で撤退できますね。
損切は心理的にも抵抗がありますが、「殺らなきゃ殺られちゃう」の精神でしっかりとやっていきたいと思います。
こちらの手法は売却益を狙う銘柄について述べたもので、配当狙いの銘柄保有はまた別の話です。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!