20代後半子なし駐在妻の頭の中(本帰国後の不安)
駐妻になってから知ったのは、駐妻や駐夫などパートナーの海外赴任に帯同するため海外で生活してる人は年齢関係なく何かしらの不満や不安を抱えている人が想像していた以上に多いということ。
もちろん私もそのうちの一人で、"海外生活もそこそこ楽しいかな"と思えるときもあれば、将来が不安でキャパオーバーになり、頭がショートしてしまうことも。
考えることが多すぎて大体いつも頭がショートして
あっ・・・無理!
となってしまうので、頭の中を整理するために、子供のことや帰国後のキャリアについて常に私の頭の中を駆け巡るあれこれを書き出してみる。
30代での就活の厳しさは?
私の働いていた業界は資格だけでなく実務経験がかなり重視される。
(大学院へ進学したため)人より遅く社会に出て、(夫に帯同するため)たった数年、5年も経たずに退職してしまった私は"実務経験あります!"なんて胸を張って言える立場ではない。
29歳、30歳ならまだしも、30overとなると周りは資格+経験のある人も多いので、年収や働き方に希望がある場合働ける企業の幅も狭くなってくる。
実務経験が浅く、短くても2年長くて4年ほどブランク(単純に実務経験の倍)があり、妊娠出産子育てを控えてる30overの私が"そこそこ希望どおりの企業"に就職できる可能性は?
子供も欲しいけれど・・・?
30といえばそろそろ子供のことも現実的に考え始めなければいけない。
自分はもちろん子供がほしいという価値観のタイプで、夫は私以上に子供好き。ネットに載っている情報や周りで出産した知人に話を聞くと「子作りは早ければ早いほどいい(不妊治療になる可能性も考えて)。それに、20代と30代では体への負担が全然違う」という。
でも、我が家は駐在員家庭が通常加入する「プライベート保険」ではなく「公的保険」なので、日本人向けのサポートは全く期待できないため現地での出産は勇気が出ない。
そのため必然的に出産するなら日本でということになるけれど、夫の赴任中、私だけ一人で帰国して日本で出産し、乳児を連れてすぐドイツへ戻ってドイツで子育てと考えるとかなりの覚悟が必要になる。
また、例えば妊娠したタイミングで本帰国になると、働きはじめられるのは早くて出産後半年後くらいから。
そうなると、駐妻期間含めて4年近く実務から離れることになる。
子供は授かりものとはいえ無計画で子供を作ることもできず、でもあまり先延ばしにもしたくないというジレンマがここで発生する。
都内では重要な保育園問題
さらに、専業主婦のまま妊娠・出産してしまうと、都内では保育園問題が待っている。
共働きですら認可保育園に入れないこのご時世、実家も都内にあり、専業主婦の我が家が入園できる可能性は低い。
以前Twitterのフォロワーさんに聞いた話によると認可保育園以外の場合、認可外だけでなく
・認証保育園
・長時間預かり可能な幼稚園
などの選択肢もあるみたいだけれど、
・夫の会社の立地
・自分の会社の立地
・自宅
・保育園や幼稚園の立地
すべてがリンクする場所なんてあるのかな?
と考えると、以下のような無限ループに陥ります。
そして保育園や幼稚園に家の場所を寄せるなら本帰国前から保育園関連の情報収集が必要だけれど、ネットから得られる情報には限りがあるという問題もある。
子供を先送りにするか?
では、まず先に就職してから次に子供?と考えた場合、大体の会社は就職して最低1年は働かないと産休・育休が取れないことが多い。
つまり、仮に31歳で本帰国した場合、就活して就職先を見つけて、そこから1年ほど働いてやっと子供を作れるという状況。子供を作れる状況になるのが既に32歳、すぐ子供ができるか分からないので、できなかったら33歳、34歳と歳を重ねていくことに。2人くらい子供が欲しいと考えると2人目は30代後半で妊娠?そのとき夫は40過ぎる?自分の子供が成人(20歳)するタイミングで親が還暦・・・
私自身が遅い子供だったので私が成人したとき母は60近かったけれど特に問題はない。でも「高齢出産でも不安ゼロ!」とは嘘でもいえない。
やっぱり子供が先?
じゃあ、やっぱり子供が先かな?ということで一旦就職を後回しにすると、すぐに妊娠できなかった場合、子供も出来ないし仕事もしていないという最悪の状態になる。
子供は授かりものだからというとでとりあえず一旦就職するにしても、「(結構すぐ)子供を考えてます」という立場で就活することに。
就労して一年経たずに妊娠した場合、産休とれない=退職になるのかな?
それか、仕方ないということで産休はとれるけれど周りの目を気にしながら今後も仕事続けることになる?
ベストな方法は?
1.帯同中に妊娠した場合、とりあえず子供に集中。
住みたい地域はある程度決めておき、その周辺の保育園・幼稚園情報をネットで集まるだけ全て集め、個別の質問は各園へ問い合わせ。見学可能な園の中からある程度見当を付け、住みたい地域の変更が必要なら変更する。
並行してオンラインで住居も探し始める。
帯同期間含めて4年近く実務から離れることになるけれど、その間独学で勉強して知識だけはつけておく。
この場合、本帰国後すぐに就職する場合と比べて就職するときの年齢が上がるため、選択肢が狭まる可能性がある。
2.または、帯同中に妊娠できなかった場合、とりあえず「子供を希望している」という立場で就活する。
住みたい地域はある程度決めておき、オンラインで住居をざっくり探しておく。並行して、エージェントで就職先も探し始める。
就職先がなかなか見つからなかったら正社員だけでなくパートやアルバイトも視野に入れる。
この場合、入社先によってはすぐ子供を作れない状況の可能性もあるので、子供が後回しになる可能性がある。
という流れが一瞬のうちに頭を駆け巡り、キャパオーバーで頭がショートする。
そんな瞬間が定期的にある。
何度もこの一連の流れが頭を駆け巡り、結局渡独して1年半。未だに自分の納得のいく答えは出せてはいない。
子供は授かりものだから今からあれこれ考えても仕方ない、ということは頭では理解している。
自分でコントロールできるのはキャリアなので、キャリアを子供の状況にあわせて柔軟に変化させる必要がある、ということも理解している。
柔軟に対応することが重要で、これ以外納得できない!と頑なになっても仕方がない、ということも理解している。
ただ、「○○するべきだから、こうしよう」とすんなり受け入れられるほど人間できているわけではなく、たいした人生経験も積んできていないので受け入れられるほどのキャパは自分にはない。
きっと正解はないので、同じことを何度も何度も悩んで、やれることはやって、自分の中の「落としどころ」を手探りで探っていくしかないんだろうな。。
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