行動派と自粛派どちらも人の命を救ってるということ
ヨーロッパ海外旅行についてブログで日々発信していた私としては気になる、「今年2020年夏の旅行事情」。
私が住むドイツをはじめ、ヨーロッパ各国では数ヶ月のロックダウン期間を経て、ここ最近国境が開いたり、観光客を受け入れる国がではじめた。
旅行くらいしか楽しみがないドイツ生活を送っている身としてはリスクが付き纏うとはいえ旅行ができるようになっていくこの流れは嬉しく感じている。
ここで個人的に気になっているのが、今年の夏に実際に旅行に行ったらどうなるのか?ということ。
「自粛警察」という単語を聞くようになったこのコロナ禍で、
・許可されてるんだから旅行に行くのは当たり前。何が悪い?
・許可されてるとはいえ感染リスクがゼロではないんだから自粛するべき。
という2つの価値観がぶつかりあうことは目に見えている。
個人的にはどちらの価値観も正しい価値観だと思う。
旅行が禁止されておらず、相手国も観光客を受け入れていて物理的に旅行ができる状態なら無理に自粛する必要はない。(もちろん感染リスクを減らす対策は必要だが)
一方、感染リスクがゼロではないことも事実なので、まだ怖いから自粛するというのも問題はない。
旅行に行きたいなら行けばいいし、自粛したいなら自粛すればいいと私は思う。
でも、なぜか「許される範囲内で好きにすればいい」と思えない人がいるのも事実だ。
行動派の人が自粛派の人に行動するように求めることはほぼないと思うので、あるとすれば自粛派の人が行動派の人の行動を「不謹慎だ」と責め、自粛することを求めるということ。
コロナが終息するまで自粛するべき、私の国にウイルスを持ち込むな、と思ってしまう人は少し考えてほしい。
確かに自粛をして家に閉じこもっていれば感染リスクを最低限に減らして、自分が誰かに感染させてしまうこともなく人の命を救うことになる。
しかし、行動することもまた誰かの命を救うことになると私は思う。
お店が開いている、電車が動いている、飛行機が飛んでいるということは、営業施設は必ず固定費がかかっているはず。
そんな中、すべての人が自粛をして一歩も外へ出なかったら固定費がだけがかかり売上はゼロ。それなら営業しなければとなるかもしれないが、営業できない状態が何ヶ月も続けば廃業やむなしということもある。
会社が潰れたら、その従業員は仕事(稼ぎ)がなくなり、本人だけでなくその家族までもが貧困になり最悪の場合命を失う可能性だってゼロではない。
つまり、行動派の人もまた、会社やその従業員、更にはその家族の命を救っているんだと個人的には感じている。
自粛をして人に感染させるリスクを減らし人の命を救う人。
行動して感染リスクはあるものの会社やその従業員、そしてその家族の命を救う人。
どちらも人の命を救ってる。
もちろん、行動する場合は例えば旅行に行く場合、感染リスクが少しでも少ない国を選んだり、マスク手洗いうがいは必須、除菌シートや除菌ジェルを持ち歩きこまめに手を消毒する、帰国後は外出を最低限にするなどの感染防止対策は必要だと思う。
でも必要な感染防止対策をすれば「外出すること」「旅行に行くこと」は人に迷惑をかける行為ではない。
とは言ってもインターネット上では気軽に批判ができてしまうので行動する人に対して批判する人はいるだろう。
こんなことを書いておきながら、私は批判されるのは嫌なので実際に旅行に行くことになったとしてもお忍びで行く可能性が高いと思う。
ただ、この夏行動して更にオンライン上で行動したことをオープンにする人は必ずいると思うので、自粛派による行動派への批判が少しでもなくなればいいなと個人的に感じている。
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