博物館資料保存論 レポート(設問形式)⑦
【問】屋内物質の対策をたてるにあたっては、「回避・遮断・発見・対処・復帰」に分けて対策を立てることが大切である。
その基本原則(5つ)を記載せよ。
私の書いた回答はこちらです↓↓
1.汚染物質を館内に持ち込まない
2.館内で汚染物質を発生させない
3.汚染物質が発生したらすぐに取り除く
4.展示ケースや収納箱などのせまい空間に注意する
5.処置が置かれている環境を監視する
【問】空調機について簡潔に説明せよ。説明の際は以下のキーワードをもちいること。
(換気・温度・湿度・正圧)
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空調設備とは空気調和設備のことで室内の空気の温度・湿度・清浄度・気流をコントロールする設備である。温度や湿度の調整、建材などから発生する有害物質・害虫の除去といった、博物館・美術館に設置される空調設備はさまざまな役割を担う。換気は室内の汚れた空気を外の正常な空気に入れ替えることで設備に機械を利用するか否かによって自然換気と機械換気に分けられる。
博物館などの大きな建物では空調機によって換気を行う。空調機には換気以外に温や湿度調整を行う役割もある。また、室内の空気を空調機を介して循環させること、例えば夏は館内の照明や入館者から出た熱を除き、冬であれば隙間から入る冷気などで冷えた空気を温め直し温度調整をしたうえで館内に送り返すことを還気という。
空調機には換気以外にも給気の役割もある。博物館でいう給気とは室内の汚れを取り除き室内にきれいな空気を送る事である。室内の空気圧が屋外の空気より高い状態を正圧という。室内の空気が いっぱいになる事で圧力が高くなり、室内に空気 を入れない働きがあり、 汚れた空気が室内に入らなくなる。