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博物館資料保存論 レポート(設問形式)①

博物館資料保存論では博物館資料の保存・活用を進めるにあたって気を付けなければならない科学的な事柄を学びます。この科目のレポートも博物館資料論と同様で設問に回答するテスト方式でした。ここでは設問内容から記述解答形式の内容のみ紹介させていただきます

[問]文化財とは広義では人間が作り出したすべてのものを指すが、一般的には文化財保護法で保護対象となっているものを指す。文化財保護法では文化財を①有形文化財、②無形文化財、③民俗文化財、④記念物、⑤文化的景観、⑥伝統的建造物群のいずれかに分類している。
①~⑥の解説を記載しなさい

私の書いた回答はこちらです↓↓

①有形文化財
有形の文化的所産
我が国にとって歴史上,芸術上,学術上価値の高いもの
建造物,工芸品,彫刻,書跡,典籍,古文書,考古資料,歴史資料
など

②無形文化財
無形の文化的所産
我が国ににとって歴史上または芸術上価値の高いもの
演劇、音楽、工芸技術その他
など伝統のある「技」のこと

③民俗文化財
人々が日常生活の中で生み出し、継承してきた有形・無形の伝承のこと衣食住,生業,信仰,年中行事等に関する風俗慣習,民俗芸能,民俗技術およびこれらに用いられる衣服,器具,家屋,その他の物件など
人々の生活の推移の理解のために欠くことはできない

④記念物
貝塚,古墳,都城跡,城跡旧宅などの遺跡で我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの
庭園,橋梁,峡谷,海浜,山岳等の名勝地で我が国にとって芸術上または鑑賞上価値の高いもの
動物,植物および地質鉱物でわが国にとって学術上価値の高いもの

⑤文化財的景観
地域における人々の生活または生業および該当する地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの

⑥伝統的建造物群
周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物の集まり
国が市町村からの申出を受けて,わが国にとって価値が高いと判断されたものが重要伝統的建造物群保存地区に選定する

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