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「スマートドレープシェード」で客室リニューアル by NORMAN

NORMAN(ノーマン)という窓周りメーカーが販売している「スマートドレープシェード」をご存知ですか? この2023年6月、僕たちの宿「山人-yamado-」でも全12室のうちの計7室に、この商品を導入しました。プチ・客室リニューアルです。

結論からいって最高です。満足度高いです!

ショールームで見た時からすでに満足していた

NORMANさんとの出会いはYouTube。インテリア系のYouTubeチャンネル「クリエイティブの裏側」で紹介されていたのを機に、自分でも調べてショールームを予約。動画の中で紹介されていた「スマートドレープシェード」にピンときて、これは!と思いました。

代々木駅から徒歩数分にあるビルの、フロア丸ごとの贅沢なショールームでNORMANさんの製品ラインナップを堪能させてもらいまして、私の予感は的中し、やはり本命の「スマートドレープシェード」が、山人には絶対に必要だ! と感じました。

これまでの縦型ブラインドは何が問題だったか

今回ブラインドの入れ替えをした山人-yamado-の客室7室は、これまでは某大手ブラインドメーカーのバーティカル(縦型)ラインドレープを使用していました。

ブラインドの端っこにある紐を引っ張ることで開け閉めができ、かつ、それとは別に独立した棒をくるくる回すことでブラインドパネルの向きをかえて遮光性を調整したりすることができたのでした。

しかし、これは実際に使ってみないとわからないことではあるのですが、不特定多数の人が使う客室なんかに使うと、トラブルがものすごく多い。

掃き出し窓に使っていて、デッキとの出入りをするためには必ずブラインドを開けなければいけないのですが、紐を強く引っ張り過ぎたり、変な引っ張り方をしてしまったせいで、ブラインドレールの中を通っている紐の機構が狂ってしまって、スムーズに開け閉めできなくなるということが、ここ数年、頻発していました。

あるいは、パネル下部にあってパネル同士を繋いでいる紐に足をひっかけて紐を切ってしまったり(これは安全上の理由でそのような仕様になっているそうですが)……。

故障の報告があがるたび、レールの奥で切れてぶら下がっている紐同士を、事務用品の綴り紐で結びつなげて応急処置をしてきた日々を思い出すと、泣けてきます。まあ、泣けてくるトラブルの思い出は他にもいろいろありますが😂

そしてついに完全に壊れてしまって交換、となっても、だいたい1部屋分で20万円近くするんですよね。やっとの思いで交換しても、また数年後には壊されてしまっています。そんなものです。一般家庭で、使い方をわかった人だけが使うか、あるいはそこから人が出入りするのでない、はめ込みの窓とかに使うのであればまだ違ったのかもしれません。

でもそんな悩みも過去の話。スマートドレープシェードに出会った私たちは、過去の悩みから解き放たれてせいせいとした気分です。

わかりづらいですが、窓の端っこに見える赤茶色のが以前までの縦型ブラインド。
プチ・リニューアル後。爽やかさが違います

「スマートドレープシェード」がすべての課題を一掃した

従来品の課題を整理しましょう。

  • 基本的な使い方がわかりづらい(開け閉めに使う紐、パネルの回転に使う棒と、操作のために2つの要素を認識する必要あり)

  • 紐が切れやすい(どこか一つでも紐が切れるとパネルの並びが不揃いになり不恰好)

  • パネル間の上下が紐でつながっているので、ブラインドのあいだをくぐり抜けることはできない(ブラインドを開けないと窓の外に出れない)

それが、NORMANのスマートドレープシェードに変えたらどうなるか。

  • 操作は直感的、端っこの棒を押し引きして開閉でき、パネルの回転も棒を回すだけ(1つの要素を認識するだけでよい)

  • パネルは紐で繋がっておらず、1枚1枚、取り外して洗うことすら可能。

  • ブラインドを開けずとも、ウォークスルーが可能。

従来品の課題を、すべて綺麗にクリアしたのが、本商品です。その手口はあまりに華麗すぎて、あいた口が塞がりません。

実際、上記のポイントを読んでも、縦型ブラインドを使ったことがない人はピンとこないかもしれません。でも、縦型ブラインドで一度でも悩んだことがある人なら、間違いなく共感してくれるはず。

スマートドレープシェードのデメリットを探すのが難しいくらいですが、しいていえば、断熱性能はそこまで高くないところでしょうか。

施行中の様子
山人-yamado-の場合、カーテンボックスの奥行きが不足していたため、レールの長さ分の下地台をボックス内に取り付けてから、その台に沿ってレールを敷設する形になった。

防炎生地有り、商業施設や宿泊施設でも導入可能

現在のNORMANでの問い合わせのほとんどがこの商品らしく、売れに売れている模様。基本的に一般住宅への施工が多いとのことですが、最近はホテル・旅館からの大量注文もあるそうです。

そういう商業ニーズにおいては、やはり防炎対応していることが重要になってきます。その点ももちろんクリアしていますので、ご安心ください。選べる柄や色には多少の制限は出てきますが、基本的に問題ないと思います。カーテン類は内装において占める面積が多く、部屋の印象を決定づけるだけに、無難な色にしておくのがよいはず。山人では、これは写真では白っぽく見えますが、実際にはベージュを使用しています。タイプごとに若干異なるお部屋の壁紙の色を考慮しつつも、7部屋ともすべて同じベージュで統一しました。結果、大正解でした。満足度高いです。

パネルを真正面に向けた状態。採光具合もほどよく、商品の美しさが際立ちます
パネルを閉じた状態。これはこれで、意味ありげな雰囲気を醸し出しています。白っぽく見えますが、実際にはベージュカラーを採用しています。

ちなみに、パネルを閉じた状態の遮光性については、完全遮光したい方には不十分かもしれませんが、一般的な遮光ニーズからすると十分かと思われます。

ショールームへ行きましょう

窓周りのお悩みを抱えている方は、とりあえずNORMANのショールームに行ってみましょう。これまで思いもつかなかった、ワクワクするような素敵な夢を見ることができるはず。手放しでおすすめします!
(ショールームは予約制です)

靖山樓メゾネットツインの客室

山人-yamado-で、NORMAN製の「スマートドレープシェード」を体験できるお部屋は、下記の2タイプです。

  • 靖山樓メゾネットツイン(2名様利用時、税込33,000円〜/人)

  • 麓花坊ハリウッドツイン(2名様利用時、税込38,500円〜/人)

山人-yamado-のご予約・お問い合わせは下記HPからどうぞ。

僕たちの活動へのご支援を受け付けております。いただいたサポートは、全額、従業員の職場環境改善のための費用として使わせていただき、1円単位ですべての利用明細を公開いたします。