相手に伝わらずにこじらせる場面。相手の思いが伝わらずにモヤる場面。
タイトルに惹かれて衝動買い。期待していたことが書いてあったわけではないのだけど、思わぬ発見もあり一気読み。
なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?
相手に伝わらずにこじらせる場面。相手の思いが伝わらずにモヤる場面。
自分が思っていることが相手に伝わらずに、こじらせる場面は日常のさまざまなところにある。
商品PRをしたい
イベントの告知をしたい
パワポでプレゼンしたい
研修でレクチャーしたい
相談者の気持ちを言葉にして伝えたい
意見や考えを伝えたい
電話やメールで要件を伝えたい
逆に、相手の言ってることや思ってることが、全く伝わってこなく、理解できないこともしばしば。
ホームページの内容を読んでも商品の良さが全くわからない
参加したいと思えない残念なイベントチラシ
図式化しているようで、だらだらと説明が書かれているだけの謎のパワポ
書いてあることを読むだけの説明会
自分の気持ちを全くわかってもらえないカウンセリング
メールのほうが間違いがなく伝わるはずなのに、わざわざ電話してくる
同じ場所に行った思いで話をしているのに、全く話が噛み合わない
自分が見ている世界と相手が見ている世界は違う
この本は、脳科学者の著者の観点から「うまくいく人とそうでない人の違い」について書かれている。
結論から言えば、最大の違いは「コミュニケーション」だと著者も言っているように、よくあるコミュニケーションの話なのだけど、そのコミュニケーションスキルが高い人というのはどう言う人なのかが書かれている。
著者は、「自分の脳と相手の脳が見せる世界が違うということをしっかりと認識している人」をコミュニケーションスキルが高い人とし、そのお互いの見え方を認めること、自分が見ている世界と相手が見ている世界が違うことに気づき、尊重しあえる人としている。
そこで、自分が見ている世界がどのような世界で、相手が見ている世界がどのようなものかを知るヒントとして、脳タイプを「聴覚タイプ」「視覚タイプ」「体感覚タイプ」3つに分類し、本著にある8つの質問に答えることで、自分の脳タイプを知ることができる。
ちなみに、わたしは「聴覚タイプ」でした。家族にもやってもらいましたが、彼らは「視覚タイプ」で、やや「体感覚タイプ」あり。聴覚が一番低い。この結果だけでも、見えている世界が違うことがわかる。
「うまくいく人」はミラーニューロン効果を上手に活用してる
記憶力に男女差があり、それは女性ホルモンのエストロゲンに関係していることや、ミラーニューロン(共感細胞、ものまね細胞)の話もでてきて、「うまくいく人」はミラーニューロン効果を上手に活用してるのだそうだ。
逆に、うまくいかない人(とき)は、相手のことを理解しようとしておらぅ、相手を喜ばせようとも思っていないということだ。(思い当たること多々あり。)
わたしたちはわかりあえないことが自然。だからこそ、それをそれを受け入れることが大切。まったくそう思う。