実家のホットサンド
実家シリーズ
今回は「ホットサンド」。
実家ではホットサンドなどと洒落て呼ぶことはない。
「パタンパン」だ。
ほんとだ。
嘘じゃない。
実家シリーズ存続の為に「パタンパン」という呼称をでっち上げたとしたらだいぶキツい。
本当に実家では「パタンパン」だ。
「ホットサンド」の一般名はさっきググって確認した。
聞いたら
(あー聞いたことある)
となったが、
なにせ「パタンパン」を一般名に翻訳する作業が必要だった。
「ホットサンド」に馴染みがないのだから。
そして見出し写真の「ホットサンドメーカー」。
この呼び名が分からなくて
(トースト 蓋する 焼き器)
で検索した。
時系列が前後したが、
ほんとは先に(トースト 蓋する 焼き器)と検索して、
「ホットサンドメーカー」と「ホットサンド」の名称を同時に知ることとなった。どうでもいいけど。
(あっ、そうそう、ホットサンドな)
となった。
「パタンパン」
名付け親は母だ。
何でもバイブスで名前を付ける人だ。
姉と僕の二人きょうだい。
僕らが小さい時に、
子ども目線になって敢えてそう名付けてくれたのか?
いや違う。
母は本気で「パタンパン」と名付けている。
その証拠に、姉も僕も立派なおばさんおじさんになった今でも
実家では両親そろって「パタンパン」と呼んでいるはずだ。
なんなら「ホットサンド」を知らないと思う。
通じない。
そして母の影響を受けた父も
「ホットサンド」を知らないままおじいさんになっている。
浦島太郎だ。
因みにうちの「パタンパン」は見出し写真のシングルタイプではなく、
真ん中に仕切りのあるタイプ(対角線で三角形のやつじゃなくて、ちょうど真ん中で長方形のやつ)。
「ホットサンドメーカー」のことは実家でどう呼んでたか不確かだけど、
たぶん「パタンパン焼くやつ」だ。
「ホットサンド」
最近流行ってるのかも知れないが、
実家では40年前から脈々と「パタンパン」だ。
挟んだチーズが仕切りからはみ出て溶け出している映像が思い出される。
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