ある朝
朝7時11分
次女がリコーダーを吹いている。
義母が来てくれている。
長女が立っている。
妻と義母が長女に袴を着せてくれている。
次女がリコーダーを吹いている。
妻はスープ春雨を食べた。
長女はソース焼きそばを食べた。
次女はスープ春雨と義母の持ってきてくれたおにぎりと卵焼きを食べた。
次女がリコーダーを吹いている。
僕はスーツを着て3回くらい失敗してネクタイをしめた。
次女はパジャマのままで長女の袴の着付けを見ている。
妻はまだ家着のままで、義母と着付けの参考動画を観ながら着付けをしている。
次女はリコーダーを置いて着付けを見ている。
長女の袴が完成しそうだけど最後の詰めで議論している。
僕は義母にコーヒーを淹れる。
洗濯機のメロディーが洗濯完了を告げた。
みんなで長女の袴を見ている。
ある特別な朝。