NHK、払う。
とうとう払った。
払ってしまえばなんのことはない。
なぜ払っていなかったのかというと、特に他意はないのだ。
法治国家である以上、現行法がどのような意図と経緯で施行されていようとも、法に従うことを強いられる。なので払ったまでだ。だいぶ引っ張ったけど。引っ張ってる間に何かがあって、社会として払わなくていい方向に山が動くことも期待したけど、当面そうはならなさそうだったので、払った。
そしてすっきり清算が済んだところで、私はNHK包囲網からもうすぐ卒業する。40年間、私の精神性を育て支えてくれたテレビから、卒業するのだ。
テレビを廃棄するので、同時にNHKも解約させて頂く所存だ。
ありがとう、テレビ。
ありがとう、NHK。
好きだったNHK(Eテレ含む)の番組を振り返ろう。
(順不同)
「龍馬伝」
福山雅治さん主演の大河ドラマ。
近江屋での死に様、動物と同じように肉が裂け血がしぶくことの臨場感、どのような歴史的主人公もあえなく死ぬこと。ドキドキした。
「ピタゴラスイッチ」
生活目線での科学・ロジックをさまざまな仕掛けで説明してくれる。
「0655」「2355」
朝・深夜の5分番組。一日の頭のon/offにちょうどいい。
「サラリーマンNEO」
生瀬勝久さんらを中心としたキャスティングのコント番組。スタジオトークはなくコントのみ。スタッフさんの笑い声はなかったイメージで、終始静かに流れていく。もちろんボケや笑いどころはあるものの、トーンが落ち着いているので、ある意味「どこで笑ってもいいですよ」と、笑う自由さが保障された感じ。
「LIEF!」
ウッチャンを座長としたコント番組。25年前のフジテレビ「笑う犬の生活」以来のウッチャンの意向が反映された番組。ほんとにコントが好きなんだなぁ。
「ちゅらさん」
国仲涼子さんの朝ドラ。私が大学受験生だったときに、夏期講習に行くのを現実逃避するために見ていたユートピア的ドラマ。ゴーヤーマンのキーホルダー持ってた。
「とと姉ちゃん」
高畑充希さん主演の朝ドラ。私は戦前戦後の世界の描写がすきだなぁと改めて思う。その時代が好きなんじゃなくむしろ逆だけど、歴史として頭に残しておかないといけないなぁというモチベーションで観ている。
「虎に翼」
伊藤沙莉さん主演の朝ドラ。
上記に同じ。戦前戦後の倫理・価値観と今のものとを比べ、反面教師に、また、再吸収する余地がないかどうかも含めて、楽しんで観させて頂いている。
他にはNHKスペシャルや20世紀アーカイブ映像など、大人になって教養として多く観させて頂いたものが多かった。まだいっぱいあるけど今思い付くものはこれだけ。
約40年間、ありがとう。
どうかこれからは時代に合わせて良きように変わっていってください。
敬具