「新年あけましておめでとうございます」の話
「新年あけましておめでとうございます」が誤用というのはもう何周もしている話。
言葉は変遷していく。多数決で決まる。使いやすさで決まる。かつての誤用が広辞苑に載る。言葉は文化だ。
だから「新年あけましておめでとうございます」が誤用だ何だとあげつらうのは野暮かも知れない。
もういいよ。どうぞどうぞ。使ってください。
でもなぁ
オフィシャルな立場の人が「新年あけましておめでとうございます」を使ってるのを見るといろいろ残念よな。
町の広報誌の新春号の冒頭は、町長と町議さんらの挨拶が必ず載る。
何人かは「新年あけましておめでとうございます」よね。
(※誰かに指摘されたのかどうか知らないけど、ここ数年は減ってきている)
元来の言葉へのアンチテーゼで敢えて誤用とされる言葉を使い続けるスタンスを表明しているチャレンジングな人ならいざ知らず、
特に何も考えてない人ならちょっと残念よな。
そう。
(この人何も考えてへんのちゃうか)
と思わせる言葉の使い方をしていることに、残念さを感じるんよな。
使った言葉が誤用であることが残念なのではなく、まだコンセンサスの得ていない言葉を特に深く考えずに使っていることが残念。
せっかく地域に貢献してくれている人でも、底が浅く見られかねない。
オフィシャルの人なら、ある程度のインテリジェンスは欲しいかな…?
オフィシャル
アンチテーゼ
チャレンジング
スタンス
コンセンサス
インテリジェンス
こいつも相当浅いな。