生活感のある生活
うちには生活感がある。
生活してたら生活感はそれなりに遍く等しくあるものだろうけど、うちに関しては生活感むき出しの生活である。
調度品、装飾品のたぐいは一応あるけど、必要最小限。主張させていない。雑多の中に埋もれている。
家具のスペックは、置く、座る、載せる、支えるなどの基本機能が備わっていればよい。
片方の靴下とお茶の残った水筒、自転車通学用のヘルメットが転がっている。上着はハンガーにかけない。朝は床からそのまま拾って着ていく長女と次女
…と妻。
妻もかい。
洗濯かごと床のホコリが同居。コンセントの横には、外した充電コードに絡まったプーさんのモコモコスリッパが、いつか履かれるのを待っている。
絶対待ってるよね。
ドライヤーのコードは束ねるのが面倒だから、クシャっとしてフワッとしてクリアケースの上のグラグラのかごの上に、洗濯ネットの塊と一緒にフワッと。
時々ガッシャン落ちる。
そりゃ落ちるよね。
洗面台の鏡の横には、隠すとも見せるとも知れないフロスと糸ようじと眉毛用のカミソリ。
身だしなみ整えるんかい。
ゴミは週2回捨てると袋一杯に溜まらないから、頑張って水曜まで我慢して1回に詰め込む。
それなりにちゃんとするとこちゃんとするよね。
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