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歩幅

歩く

僕よりでかいやつらと歩く

僕より身長がでかいやつらと歩く。


僕も平均かそんな低いほうじゃないけど
そんな僕よりも身長がでかいやつら。

高校の友達、大学のときのツレ、職場の同僚、
人生でつるんだことのある、何人かのでかいやつら。

みんな優しい

みんな余裕がある

みんな落ち着いてる

そして
みんなゆっくりに見えるけど
横並びで歩いたら歩幅でかいからだいぶ速い。

そう
みんな歩幅でかい

みんな歩くの速い。


行進のときとか逆にでかいやつらが全体に合わせなあかんから大変やったやろな。

本人たちは普通に歩いてるつもりだろうけど、歩幅でかいから速いんよ。

本人たちは謙遜するけど、どう見ても落ち着き払っててみんな優しいんよ。

歩幅がでかくて歩くの速いやつらにたくさん助けてもらった。
苦しかったとき、頼りがいがあった。

身長平均の僕らはでかいやつらに頼りがいを感じる。
でもでかいやつらはそういった頼りがいを誰に求めるんだろうか?

自分が一番でかい立場で心理的物理的に頼る存在がほかになかったら、
自ずと自分自身に頼りがいを備えるようになるのかな

生きる環境がそうさせた、盤石の頼りがいを身に付けたでかいやつら。

風の便りだけど、みんな元気にしているよう。


横並びで歩かなくなってからだいぶペースがずれたけど、
今日もでかい歩幅に思いを馳せ、僕は先を急いでいる。


エッセイや詩を書いているつもりです。
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