わが子が何弁を喋るかは親のあずかり知るところではない
紀南弁
和歌山県南部のことばの総称。
僕は関西弁だけど紀南弁ではない。
紀南弁は特徴が強い。
わが子は紀南弁をめっちゃ喋る。
保育園から小学校という発達段階を紀南で過ごしたから当然だ。
おとなりの女の子。
ご家族3人で最近越してこられた。
保育園に通っているとの事。
「トンボつかまえたんだよ」
僕が夕方帰宅時に前の空き地で遊んでいた時の一言。
東京弁で読んでほしい。
そう。
おとなりの女の子は東京弁だ。
紀南弁を聞いて過ごす日々にとても新鮮なことばが差し込んだ。
東京弁と書いたけど、
厳密な東京弁ってわからないから「東京ことば」と言い換える。
こっちに越してきて数か月、
聞こえてくる会話ではまだまだ東京ことばが使われている。
ひるがえって、
うちはめっちゃ紀南弁喋る。
子ども時代にどこで過ごすかの影響は大きい。
おとなりに関しても、お母さんは紀南弁だ。
そしてうちは僕が紀南弁ではない。
それぞれ親の影響というより(ゼロではないだろうけど)、
暮らした場所の影響を受けている。
暮らした場所の影響というより、
もっというと、
一緒に過ごす時間が長い人からの影響
かも知れない。
昼間のコミュニティで過ごす時間は大きい。
僕はというと、
紀南弁が混じりそうになったり元の生まれたとこの関西弁だったりで、
最終的に変な共通語が飛び出してくることが増えている。
カオスだ。
そんなカオスなおやじと家で喋っている子どもたちは、
全然カオスにならず、
純粋な紀南弁に育っている。
昼間のコミュニティの影響は大きい。
わが子が何弁を喋るかは
親のあずかり知るところではない。
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