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プチ「ステップ気候」
↑は行きつけの公園の様子である。
ほとんどの草が枯れている。
本来ならこの時季は、公園管理の人たちが定期的に芝刈機を走らせても後から後から草が繁茂する。しかし先日の芝刈り後、数日ぶりに通りかかるとこの有り様。
刈られて地肌が露出したところに灼熱の太陽が照りつけた影響で、本来生い茂るはずの種々の芽を枯らせたのか。
いや、全くの不毛の地になったわけではなさそうだ。よく見ると、すねの丈ほどの細長い草が疎らに生長している。疎らなので、広角に眺めても背景に紛れて視認できない。近くに寄るとまずまずの量が生えているのが分かる。
そうか。
これはステップ気候だ。
たぶん。
背丈の低いイネ科の草が疎らに生え、年間降水量が比較的少なめの乾燥地帯の気候、それが「ステップ気候」。
日本がプチ「ステップ気候」化してきている。
私は何の根拠もなしに、昔取った杵柄の知識を現象に結びつけた。