【文芸センス】梶井基次郎『檸檬』⑤反芸術的行為の爽快
檸檬によって陰鬱な気持ちから脱した作者ですが、そもそも作者が「不吉な塊」に苛まれていたのには、ある理由がありました。その理由を考えたとき、この作品の真意と、作者を救うのが檸檬である必然性が理解できます。
梶井基次郎『檸檬』
⑤反芸術的行為の爽快
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