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警察について調べた

 ミステリーを書くときに、警察組織を理解していないといけないと漠然と思った。

「警察は公務員だ」

 これくらいは知っているが、なんとなくとっつきにくい感じがして、悪いことをしてなくても怒られそうな気がする。

 調べてみると、当たり前だが、犯罪捜査をする刑事部と、警備部くらいはミステリー作家が知らないのはおかしい。

 そして大きくキャリアとノンキャリアに分けられる。

 いつも危険にさらされている刑事部など犯罪捜査に関わる部署は、縦割りの考え方がとても強いらしい。

 組織のことも重要だが、県警や方面本部、警察庁などでの人間関係の傾向も調べた。

 警察OBにも聞く機会があったので、そこら辺を聞いた。

「事実は小説より奇なり」

 というが、

「事実を羅列すれば小説になる」

 ともいえるかも知れない。

 それくらい面白い事実が次々にわかる。

「警察は民事不介入で、民事に介入する警察がある国は警察国家である」

 こんなことも、改めて理解した。

 法律をある程度勉強したことがあるので知っているつもりだったが、犯罪が起きた場合にどんな 流れで対処するのかまるで見えていなかった。

 刑事訴訟の手続き、捜査令状のとり方、交流の有効期限の運用などなど。

 国際的な犯罪、あるいは外国人が犯人であれば外交問題にもなりうる。

 ネタになりそうなことはたくさん出てきた。

 調べることがネタ探しにもなるのである。

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越庭 風姿 【 人は悩む。人は得る。創作で。】
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。