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【図解1759,1760】「意識する転用先」が違うと抽象化の方向も変わる
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【特殊型】物事にはさまざまな側面があり、抽象化の切り口も1つではない。
そのため、同じ物事を抽象化する場合でも、転用先によって抽象化の方向性は変わり、必然的にそこで見つかる法則も違ってくる。
意識する転用先が違うと抽象化の方向性も変わる。
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【マトリックス型】遠い領域から転用できればアイデアの独創性が高まり、それを自分の課題に応用できれば最も価値が高くなる。
『メモの魔力』という本の「事実→抽象化による法則発見→転用」を実践していて気づいたことの図解です。
今までも抽象化による他領域への応用は行ってきましたが、この本の特色は「『自分が解決したい課題』についての転用」ということをかなり強調していることです。
実際にやってみると、「一般論としての抽象化と転用」(または抽象化のみ)はそれなりにやりやすいのですが、「自分が解決したい課題」に限定すると一気にハードルが上がるように感じました。
また、今までをふり返ってみても、私の場合は問題解決の手段としての転用というより、「こういうことに転用できそう」という思考実験としての抽象化と転用が多いように感じました。
これはこれで頭の体操になりますし面白いのですが、より「自分ごと」として抽象化と転用を行う意味でも、最近は「自分が解決したい課題(※)」を意識して抽象化と転用を行うように心がけています。
たとえば「デザートを食べ過ぎる」とか、「夕方以降の時間をだらだら過ごしがち」など
抽象化と転用で得られるのはあくまでも「解決策の仮説」ではありますが、使えるようになると思考の幅が大幅に広がるでしょう。
みなさんもぜひ意識してみてくださいね。
この図解の応用例(抽象化と転用)
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抽象化
同じものでも、方向性によって意味合いが変わる
転用
「おいしいけど体にあまり良くないもの」は、本当に食べたい時だけ食べて惰性では食べない
↑同じ脂肪・塩分量でも自分にとっての意味合いが変わる自由時間は、特にやりたいことが思いつかない時は事前に決めたテンプレ行動(図書館での読書など)をする
↑自由時間は「やりたいことをできる時間」なら楽しい時間だが、「何をしていいかわからない時間」だと苦痛な時間になるため、それならプラスマイナスゼロのテンプレ行動の方がよい
ことわざ化:あちらに行けばあちらの人、こちらに行けばこちらの人
●関連note&マガジン
図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例
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