【hint.298】くつろいで過ごせる時間
一昨日までの二日間、どっぷりと「アドラー心理学」に浸かった。
そして、講師であるマリーナ博士のデモンストレーションに特にひき込まれ、クライアントをしてくれた方がじわじわと変化していく様子に僕自身も感情を大いに揺り動かされ、じーんときてしまった。
そういうことを昨日の朝、書いた。
「昨日の講座は、なかなか深い体験ができたみたいだね」
そんなニュアンスのことを、妻が昨晩、布団の中で何気なくつぶやいた。
「そうそう。なんだか自然と自分の小さい頃のことも考えちゃって、『僕の小さかった時の、よくある1日の描写』ってどんななんだろうなぁ、とか、『その状況を自分にしっくりくるように変えるとすると、どうしたいだろう?』とかね。そんなことを考えてたら、涙が出てたんだよ」
そんなことを答えるところから始まり、なにか自然と僕自身の幼少期のことについての語りがとつとつとしばらく続いた。
いやぁ、妻の聴く力にやられましたな。
そうこうしているうちに、これまた自然と今度は妻の幼少期のことについての語りになったりして。
「こんなふうに話してるとさ、だんだん自分とか関係のあった親族をまたちょっと違う感じで捉えることができるから、今まで持ってた『小さい頃の自分』のイメージが、やっぱちょっと変わってくるね。
なんか話す前よりも少し落ち着いて、穏やかに?かな、自分とか親族のことを見ることができる感じかなぁ。
話す前のイメージも、べつに嘘ってわけじゃないんだけどね」
と、僕と妻、どちらかともなく感想を伝えていたら、こんなまとめにたどり着いたりして。
「『ライフスタイル診断』で、たくさん話してもらってると、そういえば同じようなことをけっこうみんな言ってくれるんだけど、なるほどなぁこういうことなんだろうね」
なんてことに気づいたりして。
明日も朝早いからって、早めに一緒に布団に入ったはずなのに、けっきょく小一時間ほど話しちゃって寝不足気味になったりして。。
でもね、あんなにくつろいで「なんかいい時間だったね」って言いあえる時間が過ごせたからよかったんだよ。