大統領選挙の開票を待っている間のタッカー・カールソンのインタビュー(マージョリー・テイラー・グリーン編)
昨日、大統領選挙の開票を待っている間に、タッカー・カールソンは以下の13名に対面(一対一)でインタビューを続けました。全体で3時間を超えるロングインタビューとなりますので、順次、一人ひとりに区切ってインタビュー内容を紹介します。インタビューを受ける人の中には日本で知られていない人もいるでしょうけど、タッカー・カールソンが呼んだだけあって、非常に示唆に富んだインタビューとなっています。
① マージョリー・テイラー・グリーン(Marjorie Taylor Greene):下院議員
② クリフ・シムズ(Cliff Sims):実業家
③ デイヴィッド・O・サックス(David Sacks):元Yammer最高経営責任者
④ ヴィヴェック・ラマスワミ(Vivek Ramaswamy):実業家
⑤ ドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr):実業家、ドナルド・トランプの息子
⑥ ナイジェル・ファラージ(Nigel Farage):グレートブリテン議会議員
⑦ ダナ・ホワイト(Dana White):UFC社長
⑧ マイク・リー(Mike Lee):上院議員
⑨ ロバート・ケネディ・ジュニア(RFK Jr):政治家、弁護士
⑩ ミランダ・ディヴァイン(Miranda Devine):著作家
⑪ アリーナ・ハバ(Alina Habba):弁護士
⑫ エリック・トランプ(Eric Trump):実業家、ドナルド・トランプの息子
⑬ イーロン・マスク(Elon Musk):テスラCEO
マージョリー・テイラー・グリーンへのインタビューの要約:
インタビュー全体を通して、彼女はトランプ支持者としての立場を強調し、アメリカにおけるエリート層や「操作された」メディアへの反発を露わにしています。
1.選挙と世論調査に対する不信感
彼女は、世論調査や投票機が操作されている可能性について疑念を示しました。彼女は、特に選挙結果が遅れることについて批判し、民主党やメディアがトランプを敗北させるために不正を計画していると主張しています。バラク・オバマのツイート(選挙結果が数日後まで確定しないことが「普通」と述べたもの)に対しても反発し、選挙スタッフが共和党支持者に対してフェアでない対応をしていると述べました。
2.投票機の問題
彼女は、電子投票機は不正確であり、選挙を操作する可能性があると主張しました。また、投票機のメーカーが、自社製品に対する批判に対して訴訟で対応し、異議を唱える人々を沈黙させようとしていると非難しています。
3.トランプ支持者と暴力的な表現
彼女は、トランプの勝利を祝うとしつつ、冗談交じりに「フェイクニュースの記者を殴りたい」と発言しました。この発言はインタビュアーであるタッカー・カールソンによって「トランプ支持者による暴力的な発言(笑」として取り上げられましたが、彼女は軽く受け流しました。
4.グローバリストやエリート層への批判
彼女は、気候変動や移民政策などを「グローバリスト」や「エリート層」が推進するものだとして批判しました。彼女は、トランプが再選すればこれらの「偽りの信仰」が崩れるとし、特に気候変動政策や移民流入が制限されることで、彼らの影響力が減少すると述べました。
5.トランプ再選時の懸念
最後に、彼女はトランプが再選を果たした場合、これまで以上に危険な時期が訪れると述べ、トランプが再び政権に就くことを阻止しようとする動きが一層強まると懸念を示しました。
Tucker Carlson Election Night LIVE From Mar-a-Lago With Special Guests
マージョリー・テイラー・グリーンへのインタビュー(動画0:00~17:44)の全文和訳:
タッカー・カールソン:選挙の夜、私たちはマー・ア・ラゴの控室にいる。目の前にはマージョリー・テイラー・グリーンが座っていて、もうすぐ次の選挙結果が発表されるところだ。カマラ・ハリスがバーモント州で勝ったみたいだ。もう終わりかな?
マージョリー・テイラー・グリーン:終わりね。おめでとう。
タッカー・カールソン:彼女が勝ったのはバーモント州、でも実際にはバーリントンだけじゃないかな。どう考えてもノースイースト・キングダムやバーモントの美しい地域では勝てるはずがない。都市のスラム地域だけだろう。今ある限られたデータから、今回の選挙についてどう感じてる?
マージョリー・テイラー・グリーン:楽観的ではあるけど慎重にもなってるわ。過去8、9年間、左派やメディアがドナルド・トランプの人格を徹底的に破壊し、誹謗中傷し、二度も弾劾して、刑務所に入れようとしたり、破産させようとしたり、命を狙ったりしてきたのを見てきたから。だから、どうして彼を勝たせると思うのか、疑問に思うわけよ。
タッカー・カールソン:いい質問だね。それでいつも驚かされるのは、今も彼と1時間、いや2時間一緒に過ごしてきたけど、トランプについて聞く話と、実際に彼と一緒にいるときのトランプとの間にあるギャップなんだよ。いつもまず感じるのは、彼が本当にユーモアに富んでいて、本能的に中庸的だってこと。あんなに過激でない人はほかに知らないね。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうよね。全然過激じゃないわ。正直なところ、彼ら(左派)も実際に彼を知ってるのよ。私たちと同じくらい彼のことを知ってるの、タッカー。そう、みんな何年も前からドナルド・トランプを知ってる。彼と一緒にパーティーを楽しんで、一緒に過ごして、支持して、称賛して、彼を愛していたのよ。民主党も彼のお金を受け取って、彼を愛してたの。もしかしたら、民主党にはトランプがいないことに本当に腹を立てて嫉妬しているのかもしれないわ。
タッカー・カールソン:確かに、そうかもしれないね。彼らにはティム・ウォルツがいるけど、それで十分かどうかはわからない。トランプはフロリダ州で100万票差で勝ったみたいだね。30人の選挙人票を獲得したが、予想通りだ。あの州は今や確実に共和党の地盤のようだね。
マージョリー・テイラー・グリーン:ええ、大きな赤い壁ね。多くの人がCOVIDの後にそこに引っ越したのよね。民主党が国を封鎖して、人々にとって生活が苦しくなった。自殺率はこれまでで最も高く、特に子どもの自殺率も過去最高だったわ。子どもが自殺するなんて本当に恐ろしいことよ。でも、そういう理由で多くの人がフロリダに引っ越したの。
タッカー・カールソン:ちょっと聞いてもいいかな? もしかしたら物議を醸す質問かもしれないけど、多くの人がジョージアにも引っ越したよね。でも、そこはリベラル寄りになっている。ジョージアで一体何が起こっているんだ? 常に保守的だと思っていた州が、今や競り合っているとは。何が起こったんだろう?
マージョリー・テイラー・グリーン:多くの人がジョージアに引っ越してきたけど、企業もジョージアに誘致されてるのよ。だから、テックコリドー(主にハイテク企業や関連施設が集積しているエリア)やハリウッドがあるの。誰かが税控除を与えるのが良い考えだと思ったみたいで。でも、電気自動車のバッテリー工場とかもあるわ。
タッカー・カールソン:役者をわざわざ州に呼んだってこと?
マージョリー・テイラー・グリーン:わざわざよ。
タッカー・カールソン:なぜそんなことを?
マージョリー・テイラー・グリーン:たぶん、クールだと思ったのね。私はハリウッドがなかった頃のジョージアが好きだったわ。
タッカー・カールソン:ええ、君の州には実際に人々がいて、誰か別の人を演じていない「本物の」人々がいる。つまり、それは意図的な結果ということだね。彼らはおびき寄せられたんだ。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうよ。民主党がやりそうなことよね、いや、ごめんなさい、共和党がやったことだった。でも、民主党がやるようなことだと思ったの。驚きはないけどね。
タッカー・カールソン:今のところフロリダ州ではドナルド・トランプが約55%、カマラ・ハリスが44%。今夜、君の州ジョージアではどうなると思う?
マージョリー・テイラー・グリーン:私の選挙は午後7時、つまり投票所が閉まった瞬間に決まったの。これは良い兆候だと思ってるわ。
タッカー・カールソン:負けた? いや、これで3度目の当選だよね。
マージョリー・テイラー・グリーン:ええ、3回目よ。
タッカー・カールソン:興味深いことだね。君とトランプの公的なキャリアの軌跡は非常に似ていると思う。二人とも政治の外から来て、すぐに国にとって危険だとされ、長い間、世界で最も嫌われた人物だった。民主主義に対する脅威だとも言われたし、逮捕されなかったのが不思議なくらいだ。けれども、君は耐え抜き、引き下がらなかった。共和党も君を排除しようとしたが、君は居残った。それで、今では党内で最も影響力のある人物の一人になった。トランプの物語に似ているね。
マージョリー・テイラー・グリーン:その通りよ。私はまだ逮捕されてないけど。
タッカー・カールソン:そうだね、逮捕されてないね。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうなの。それにまだ生きてるわ、何人かが私を狙ったけどね。でも、面白いのは、実は今がとても楽しいのよ、タッカー。私を非難して、委員会から追い出そうと票を投じ、悪口を言い、私と距離を置こうとした共和党員たちの話を聞くのが。彼らはまるでマージョリー・テイラー・グリーンみたいなことを言ってるわ。事実、私と同じことを言ってるの。
タッカー・カールソン:そうだね。誰か謝ってきた?
マージョリー・テイラー・グリーン:結構たくさんの人が謝ったわ。まあ、全部じゃないけど、かなり多くの人が謝ってきた。
タッカー・カールソン:それは良かったね。彼らが地元に戻ったときに有権者から、「もっとマージョリー・テイラー・グリーンのように振る舞ってくれ」って言われて怒鳴られると、少しはわかってくるのかもね。面白いね。君とトランプのもう一つの共通点は、彼が国中の新聞の一面で攻撃されたことを私は忘れないよ。「シャーロッツビルの白人至上主義者たち(2017年8月にバージニア州シャーロッツビルで開催された、ユナイト・ザ・ライトと呼ばれる集会に参加した一部の極右団体や白人至上主義者)を称賛した」と言われて。
マージョリー・テイラー・グリーン:馬鹿げてるわ。
タッカー・カールソン:彼はそんなこと(白人至上主義者を称賛した)なんて言っていない。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうね、言ってないわ。
タッカー・カールソン:君も「ユダヤの宇宙レーザー」という言葉(2018年のカリフォルニア州の山火事の原因が、宇宙からのレーザーだとする陰謀論を称する言葉)を使ったことで攻撃されたけど、実際にはそんな言葉を使ってないよね。
マージョリー・テイラー・グリーン:言ってないわ。実際に攻撃したのはPG&E(カリフォルニアの電力会社)で、皮肉なことに、ここ数日停電でニュースになってるわね。
タッカー・カールソン:ちょっと賭け市場の話をしていいかな? 誰が大統領選を勝つと思う? 単純な質問だね。ドナルド・トランプが66%、カマラ・ハリスが34%。今のところ約2億8200万ドルがかかってると思う。これはかなり圧倒的だね。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうね、それに、賭けているのはお金持ちの人たちではないでしょう? 普通の人が賭けていると思うの。賭け市場について詳しくはないけど、ほとんどの人は巨額の金を賭けているわけじゃなくて、本気でドナルド・トランプが勝つと思っているのね。
タッカー・カールソン:30年以上も政治を追ってきて、選挙ごとにますます混乱して、毎回政治について知らないことが増えていく気がするよ。世論調査には全く意味が分からないし、迷信的だと思われても、操作されていると思ってしまう。君はその業界にいるけど、全国の世論調査についてどう思う?
マージョリー・テイラー・グリーン:私自身一度も調査を受けたことがないし、家族や友人もほとんど調査されたことがないの。だから常識的に考えると、私の知り合いが参加していないのに、どうして世論調査が正確だと言えるのかしら?
タッカー・カールソン:確かにそうだ。でも、世論調査は世論を測るためではなく、世論を作り上げるために使われている可能性もあるんじゃないかな? そんな可能性があると思う?
マージョリー・テイラー・グリーン:100%そうだと思うわ。
タッカー・カールソン:アリゾナでドナルド・トランプが負けるという結果が出た「例外的な」調査が話題になったけど、実際それが起こると考えている人を一人も知らない。でもその調査はあらゆる場所で取り上げられて、共和党員をひどく怯えさせた。あの調査の目的はそれだったと思う?
マージョリー・テイラー・グリーン:おそらくそうだと思う。共和党員は簡単に誤解させられるのよ。
タッカー・カールソン:まあ、そうだね。
マージョリー・テイラー・グリーン:実際、共和党員はたいていちょっと愚かだわ、私もそうだったし。簡単に怖がってしまうもの。でも実際には、メディア、民主党、共和党、コンサルタントによる大量の誤報があって、それは人々の意見を揺るがし、行動にも影響を与えるように仕組まれているのよ。毎日毎日、ニュースで「ドナルド・トランプはナチスだ、ヒトラーだ、ファシストだ、独裁者だ、調査によると負けている」と言われ続ければ、彼の支持者たちは投票に行こうと思わなくなってしまうわ。
タッカー・カールソン:まさにその通りだと思う。トランプに投票することを恥じて他の人に言えなくさせようとする効果もある。でも最近、雰囲気が変わってきた気がするね。それについてあと少ししたら聞きたいけど、今の選挙速報だけ先に。現在カマラ・ハリスが35人の選挙人票を獲得中。カマラ? カマラ? カーメラ? 誰が気にするんだ? ともかく、ハリスが35票で、トランプが95票。勝利に必要なのは270票だ。今夜中に結果が分かると思う?
マージョリー・テイラー・グリーン:もう何年も選挙運動をしている気分だわ。今夜知りたいけど、この数年間あまりに驚かされることが多かったから、もう予測はやめているの。
タッカー・カールソン:じゃあ、バラク・オバマについて話そう。もしアメリカの破壊の責任を一人に問うなら、間違いなくオバマだと思う。彼は歴代で最も欺瞞的で反米的な大統領だ。彼はさっきツイートしたんだ、「今夜の結果が数日わからないかもしれないが、それは普通のことだ」と。どこが普通なんだ? 世界最大の民主国家であるインドですら日没までに票を数え終わるのに、なぜ私たちにはできないんだ?
マージョリー・テイラー・グリーン:その通りよ。本来なら私たちもできるはずだし、皆それを知ってるわ。オバマたちも知ってるの。ただ嘘をついてるだけ。何日もわからないと言っているのは、彼らが選挙を盗もうとしているからよ。言っちゃいけないと分かってるけど、どうして? 私は「選挙否認者」だからそう思ってるだけよ。
タッカー・カールソン:君は選挙で選ばれた公職者だ。選挙について意見を述べる権利があるよ。
マージョリー・テイラー・グリーン:その通りよ。
タッカー・カールソン:君は選ばれたんだから。君が意見を言えないなら、一体誰が言えるというんだ?
マージョリー・テイラー・グリーン:確かにその通りね。
タッカー・カールソン:途中で話を遮ってごめん。
マージョリー・テイラー・グリーン:投票機械についても意見を言っていいかしら?
タッカー・カールソン:もちろんだ。
マージョリー・テイラー・グリーン:使うべきじゃないわ。とても欠陥が多いし、酷い製品よ。私の選挙区では投票機で投票した人が投票先を勝手に変えられたって言ってる。でも、国が真実を話す人々を攻撃し、内部告発者を脅すから、人々は自分の体験を記録として残すことを恐れてるの。
タッカー・カールソン:投票機会社の訴訟で長時間の証言をさせられた者として、彼らが我々を黙らせようとする試みにはとても敏感だ。では、バラク・フセイン・オバマ(トランプはオバマの名前を、よくこのように呼ぶ)のツイートを読むよ。「2020年にはすべての票を数えるのに数日かかったし、今夜も結果がわからない可能性が高い。今日は皆さんの声を伝えるのに大切な日です。」オバマは決まり文句しか言わないね。「今日は全国の選挙スタッフが懸命に働いている。彼らを尊重し、感謝しましょう。」おい、偉そうに説教するなよ。「何かを共有する前に情報源を確認しましょう。」お前に正確さについて説教される筋合いはないよ。続けるよ、「手続きをきちんと踏みましょう。すべての票を数えるには時間がかかるのです。」イーロン・マスクのツイートで2760万回も表示された。さて、私たちには電子投票機があって、それはより速く正確なはずだと言われている。正確さはさておき、多くの証拠が示しているのは、実際には全然正確じゃないことだ。信頼できる記録も残さない。私は批判する権利があると思うけど、少なくとも速くもない。手作業で紙の票を数える国々の方が速く結果を出している。じゃあ、わざわざお金をかけて、より遅くて正確じゃない技術を導入する意味は何だ? 理解できない。何が利点なんだ?
マージョリー・テイラー・グリーン:まあ、契約がもらえて、たくさんお金が稼げるからね。それも一つの理由。でも、実はもっといろいろあると思うの。政府は仲間や家族に契約を渡すのが得意でしょ? だからこういう企業は、製品を選挙に使ってもらうことで多額の利益を得ているわけ。これは間違ってると思う。選挙はアメリカ国民のもので、投票機は嫌われているわ、党派に関係なくね。例えば、私が「スターバックスのコーヒーが好きじゃない、もう飲みたくない」って言っても、スターバックスは訴えないわよね? それについて私を訴えることはできない。でもなぜか、投票機会社に関して「好きじゃない、使いたくない、ひどい製品だ、選挙を操作できるかもしれない」って言ったら、突然私たちはみんな訴えられる恐れにさらされるのよ。
タッカー・カールソン:左派のオリガルヒ(少人数での支配、寡頭制を意味している)が投票機会社に金を払って君を法廷に引きずり出させるんだ。彼らは僕のテキストメッセージを盗んで、ニューヨーク・タイムズに渡した。僕は訴訟に名前も出ていなかったのに。
マージョリー・テイラー・グリーン:それは完全にあなたのプライバシーの侵害よね。
タッカー・カールソン:彼らは本当に陰険だよ。ドミニオンはとても陰険な会社だと思う。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうね、彼らは大金を稼いでいる。もし契約を失ったら、彼らは終わりなのよ。でも、ここで一つ気になったことがあるわ。オバマのツイートについてだけど、読んでいるときに気づいたのよ。私にとって印象に残ったのは、まず第一に「選挙スタッフに優しくしなさい」と彼が言っているところ。彼は、選挙スタッフに嫌がらせをしないように、反抗しないようにと言っているわ。でも今日は、選挙スタッフが共和党の監視員を追い出しているのよ。だから、私たちは敬意を払わないわ。
タッカー・カールソン:それも、ある意味で本来のあり方を逆転させているよね。本来、彼らは私たちのために働いているんだ。彼らが私たちに親切にするべきなんだ。
マージョリー・テイラー・グリーン:その通りよ。
タッカー・カールソン:みんなには親切にすべきだとは思うよ、バラク・オバマに対してもね。もし彼がここにいたら、僕も彼に礼儀正しく接するだろう。誰に対しても親切であるべきだと思っている。
マージョリー・テイラー・グリーン:そう心がけてるわ。
タッカー・カールソン:でも、要するに、選挙スタッフは私たちの雇用者で、給料も我々の税金から支払われているんだから、彼らが私たちに親切にすべきだってことだ。
マージョリー・テイラー・グリーン:その通りね。
タッカー・カールソン:だから、黙っててくれ、バラク・オバマ。
マージョリー・テイラー・グリーン:そしてもう一つのポイントは、情報を共有する前に情報源を確認しなさいっていうことよ。説教みたいに。
タッカー・カールソン:彼は嘘つきだから、正確さについて彼からアドバイスを受けるつもりはないね。さて、さらに情報が入ってきた。これは、私たちのお気に入りのジャーナリストの一人、グレン・グリーンウォルドからだよ。彼は残っている数少ない優れたジャーナリストの一人だ。今のところ、トランプがマイアミ・デイド郡で11ポイントのリードを取っている。80%の票が集計済みで、2020年にはバイデンが7ポイントで勝利し、2016年にはヒラリーが30ポイントで勝った郡だよ。これには驚いた。80%の集計で、トランプが55%、カマラ・ハリスが44%だ。国境を守ることについて語っている人物にしては、すごい結果だ。
マージョリー・テイラー・グリーン:ここは主にラテン系の人々が多い郡なのに。
タッカー・カールソン:2016年にはヒラリーが30ポイント差で勝っていた郡で、今はトランプが11ポイントリード。僕の計算はあまり得意じゃないけど、これは8年間で41ポイントのスイングだね。
マージョリー・テイラー・グリーン:マイアミ・デイド郡にはどれくらいのプエルトリコ系住民がいるのかしら。
タッカー・カールソン:分からないけど、良い質問だね。個人的には、今夜の最も重要な数字は、トランプがどれくらいのヒスパニック票を獲得したかだと思う。これは非常に大きい。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうね、これは本当に大きいわ。
タッカー・カールソン:なぜか公にはあまり語られていないけど、KKKのメンバーだとか、人種差別主義者だとか、ナチスだとか有名な男が、なぜかヒスパニック層から結構支持を得ているみたいだ。さて、最後の質問なんだけど、もし今夜トランプが勝ったら、どんなメッセージになるだろう? どう感じる? これまで以上の復権を意味すると思う?
マージョリー・テイラー・グリーン:まだ、まだそうではないわ。私にとって、今夜の勝利は始まりにすぎないの。これは祝福の瞬間になるけど、それ以上に多くの意味があるわ。さあ仕事に取り掛かるときだってね。そこからが本当の試練の始まりよ。もし今夜彼が勝ったら、アメリカ史上最も危険な時期が始まると思うわ。私たちはこの数年が一番危険な時期だと思ってきたけど、そうじゃない。トランプ大統領がホワイトハウスに戻ったら、本当に未だかつてない事態になると思うの。
タッカー・カールソン:それはどんな意味で?
マージョリー・テイラー・グリーン:なぜなら、彼らは彼を勝たせるわけにはいかないからよ。トランプが国民に約束したことを実現させるわけにはいかないの。彼が約束した政策を共和党が支援して実現することを許すわけにはいかないのよ。なぜなら、それは世界中のグローバリストやエリート層が築いてきたものをすべて破壊することになるから。気候変動対策も、アメリカがその「嘘」の支持を止めれば、無意味になる。中国もその嘘を支持するのをやめるわ。他のドミノも次々に倒れて、気候変動という長年の偽りの信仰も消える。それに加えて、ここ20年以上、いやそれ以上かもしれないけど、彼らは移民を支援し、侵略させてきたわ。ヨーロッパを見て。ヨーロッパは完全に侵略され、アメリカも破壊されたの。彼らは私たちを破壊しようとしている。でもそれが止まるわ。そして、もし本当に国境を確保し、計画通りに閉鎖することができれば、それは彼らの移民計画全体を壊すことになる。だから、もしトランプ大統領が2025年1月20日に再び就任したら、彼らが彼を止めるために何をするのか、正直に言って、私には想像もつかない。でも事態は悪化すると思うわ。
タッカー・カールソン:君は相手側の無慈悲さを痛感しているし、君自身もその被害者だから、それは真剣に考えるべきことだね。
マージョリー・テイラー・グリーン:ええ、そうね。
タッカー・カールソン:でも、その間にトランプが勝ったら、最高だね。
マージョリー・テイラー・グリーン:すごく素晴らしいことになるわ。最高だって誓えるわ。フェイクニュースの記者を見つけて、鼻を一発殴ってやりたいくらいよ。
タッカー・カールソン:また一人のトランプ支持者が暴力を呼びかけている。
マージョリー・テイラー・グリーン:そうね、そんな程度の暴力なら構わないわ。
タッカー・カールソン:ありがとう、マージョリー。会えて嬉しかったよ、議員さん。そして当選おめでとう。
マージョリー・テイラー・グリーン:ありがとう。
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