自己表現力を育てるために必要な3つの要素
誰かにプレゼンテーションを得意だという人、堂々と自信を持って話せるという人はいますか。
人と話すのは問題ないのに、いざ人前で話そうとすると緊張して言葉が出ない、会議でも自分の意見が伝えられない。ということを気にしている方が多いように思います。
その方々は、プレゼンテーションの仕方を知らない、我流でやっている。
と、答える方が多いようです。要は、今までの教育で人前で話す方法を教えてもらったことがないという問題がありそうです。
人前で話すことに教育の問題があることとは別に、日本の文化には同調を好む傾向があります。
意見を出し合う議論の場でも、空気を読みながら意見を出し合うため自分の意見を言わないで賛同するだけで会議が進んでしまいます。
議論はお互いが異質であり、違う意見がぶつかるから、良い結果が生まれるものです。
自分の意見を伝える力、相手の意見を聞き、それに答える対話力を鍛えるのが自分を表現するために必要な要素となります。
では、自分を表現するために必要な3つの要素について紹介いたいます。
プレゼンテーション力
自分を表現するためには人に話すプレゼンテーション力が必要になります。
プレゼンテーション力は訓練すれば磨かれるのでです。
能力ではなく、技術です。
まずは普段の会話から考えていきましょう。
会話の基本5W1H
“いつ、誰が、どこで、何を、なぜ、どのように”
これができていないと、相手に伝えることができません。
普段意識していなくてもできていることは多いですが、いざ意識し直すと、話がまとまりやすくなります。
自己紹介から始める
次に、自分の一番話しやすい内容である自己紹介をしてみます。
大事なことは簡潔にすること、いくつかのパターンで試してみることこれを30秒から始めます。
これができたら
30秒→3分→5分
と長くしてみます。
そして話すだけでなく、相手の印象に残りやすい方法で話すようにチャレンジしてみます。
人に伝える力を身につけてみましょう。
色々な話題で話してみる
最後に色々な出来事や自分の話したい内容で話すことを考えてみます。
何かを説明したり紹介したりする時にはOpening+SDS法から始めます。
Opening(問題提起):聞き手の興味がある問いかけ
↓
Summary(要点):何について話すのか要点を話す
↓
Details(詳細):内容を詳しく
↓
Summary(要点):要点を繰り返し、結論を付け加える
例
問題提起:電車に乗るときの時間に時間を持て余していませんか?
要点:電車に乗っている間の時間は、電子書籍をおすすめします。
詳細:通勤の時間などに電車に乗ると荷物が多いと邪魔になり、重い本を持ち歩くのは体の負担にもなります。電子書籍なら端末1つで自分の読みたい本をいつでも読むことができます。
要点:ですので、電車に乗るときは電子書籍がおすすめです!
という簡単な流れでも良いので、まずは自分の言葉で表現することから始めてみましょう。
対話力を鍛える
冒頭でもお話ししましたが、日本人には同調文化というものがあります。
同じ意見の人と話す方が楽であり、自分と似た人とコミュニティーを作る傾向があります。
ですが、意見が食い違ったときにはどうしますか。
相手が間違っているのにそれを否定しないといけない時、特に会議の場で、目上の人だったら尚更困りますよね。
これにはやはり、普段の会話のあり方から考えを変える必要があります。
対話はお互いが学べる場だということ。
意見が違って良いということを認めることです。
そのために練習と意識の変え方が必要です。
違う意見をあえて考える
時事ネタなどから違う意見を考えてみるのは良いトレーニングになります。
twitterなどの書き込みもあり。人の意見を拾いやすくなっています。他人の意見を参考にするのもいいと思います。
慣れてきたらtwitterにコメントをしてみましょう。
大事なことは、思ったことを伝えること。
そして、大前提として誹謗中傷はしてはいけないということ。
傷つけないという言い方にも注意が必要です。相手の意見を認めた上で自分の意見を伝えるのは良い練習になります。
自信をつける
最後の要素は自分への自信です。
自己表現には間違いなく自信が必要です。
人前で話して失敗してしまうと思って緊張する人が多いと思いますが、失敗しても大丈夫という自信があれば、間違ってもいいから話すという自信がついてきます。
そのためには認められるという感覚が必要です。
自分が認められることで、自分は間違っていないという気持ちになり自己効力感が上がります。
そうすることで人前で話すシチュエーションで緊張することが少なくなってくるようになります。
自分のコミュニティを見つける
自分の気持ちを表現して、自分を認めてくれる人たちの中で話をするのはとても楽です。その中で、自分と違う意見をもらうのは意外とストレスを感じず、学びがあるという気持ちにもなれます。
自分の信頼がおける友人から始めても良いです。
関係が崩れるのが怖ければ、自分を表現しているこのnoteというコミュニティを通じて自分を認めてくれている人たちと繋がるのも良い方法かもしれません。
まとめ
自分を表現する力は日常から変えられる技術です。
私自身も自分と違う意見があってもいいんだと思ってから、人と話すのがすごく楽になりました。
自分を表現できるようにすると、自分の本当の気持ちにも向き合えるようになります。
人と話すことで自分と向き合える一つのきっかけにも成ればいいなと思っています。
今日の記事が皆様のお役に立てたら嬉しいです。