わたしのストーリー
小学生の時のわたしは変なこどもだった
(写真のとおり)
自分は河童だと信じていて、毎日河童ごっこに明け暮れ、河童のダンスや河童の言語まで考え出していたのだ。
私は本当に幸せな環境にいたと思う。宗教のようにクラスメイトに河童の世界観を布教していたが、だれも私のことを変だと言わなかったし、むしろクラスのみんなが河童だった。
しかし中学生になるとそうはいかなかった。自己紹介で「かっぱちゃん」と呼んでくださいと言ったらその場がシーンとなるし(そりゃそうだ)趣味で描いていた漫画を友達に見せたら、「自分の絵に自信満々なんだね」と嫌味を言われたこともあった
中学二年生の時は友達ができなくて一人で行動していた。勉強は努力したら結果に繋がるからすごく楽しかった。定期テストでは毎回学年一位を目指すがり勉眼鏡ちゃんになり、気づいたら絵なんて描かなくなった
しかし高校生になると、またちょっと状況が変わった。「自分も他人も変人であることをみんなが認めたら世界が平和になる」という価値観の変な担任のおかげで私は比較的のびのびと過ごせた
私もへん、あなたもへん、うん!
とよく身振り手振りで話してた担任の先生のことがすごく記憶に残っている
大学生活は想像通り楽しかったが、自分にとってはコロナ禍が大きな転機だった
サークル活動が思うようにできなくなったので、自分個人で思い描いたイベントを企画したり、自分のイラストをインスタで投稿するようになったり、Twitterで色んな人と出会ったり、「やってみたいけどなんとなく恥ずかしくてできなかったこと」にたくさん挑戦できた
小学生の時と変わらず、私は自分の妄想の世界に誰かを巻き込むのが大好きだと思う
大人になればいつまでもヘンテコなことやってられないと勝手に蓋をしていた自分を解放することができたのは、Twitterで出会った親友たちが私をすごく肯定してくれたおかげだ
妄想やフィクションの世界は正解もないし、そもそも真実じゃないから解釈も曖昧
その曖昧さが気楽で心地よい。
優しくてちょっとクスッと笑える創作物やイベントをたくさん作りたい
それを触れた人が自分が自分に生まれてきてよかったと思えるような世界観を作りたい
そんなことを最近は考えている
読んでいただきありがとうございました(^。^)