ラジオ出演で気づいたコミュニティの価値。CRJとふくりゅう!
情報発信やキュレーションをすることは日常になってますが、ラジオ番組にゲストとしてお呼びいただくのは久しぶりでした。ふくりゅうさんとCRJの学生パーソナリティの音楽番組、FMヨコハマ「Voice Media Talk」にお招きいただいて楽しくお話させていただきました。
ゲスト収録部分は事前収録だったので、改めてオンエアーを聴いて「正確にいうとradikoのタイムフリーサービスで聴いて)、懐かしい思い出がたくさん溢れてきて、noteに書きたくなりました。
ふくりゅうに初めて会ったのは、東京エスムジカのインディ版をリリースした時ですから2003年になります。ワールドミュージックのエッセンスを取り入れた「新しいJ-Popを作る」というコンセプトに取り組みたくて、1からメンバーを集めて、自分でプロデュースしたミニアルバムです。宣伝を手伝ってくれていたスタッフが、雑誌Barfout!の編集者がすごく気に入ってくれたという話を聞いて会ったのがふくりゅうとの出会いでしたた。そのアルバムは評判を呼び、インディーズで3万枚を超えるヒット。ビクターからメジャーデビューもリリース前に声がかかりました。デビュー曲「月凪」(作詞:こだまさおり)は、当時のFM局パワーフレイの新記録を樹立したラジオヒットとなりました。(ちなみに、東京エスムジカをデビューさせてくれたサイン植田さんが、昨年ビクターエンターテイメントの社長に昇進されました。結局、スターを生み出せなかった僕は、植田さんの昇進には貢献できていませんが、信頼するミュージックマンが社長になったのは、男の子的に嬉しいです。シャンパンのマグナムボトルをお贈りしました。コロナ禍が落ち着いたら2人で飲みに行きたいです。柄にもないですが、たまには業界ぽいエピソードも紹介ww)
その後、Sweet Vacation というユニットのプランニングは半分以上はふくりゅう君によるものでした。アーティストがトラブルを起こして迷惑をかけてしまったのは申し訳なありませんでしたが、その経験が共著『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』に繋がりました。僕らの信頼関係は壊れずに、この日にオンエアーしてくれたThe_AiUのミニアルバムも一緒にプロデュースしました。改めてラジオで聴いて、ふくりゅうのコメント「今、聴いてもカッコいいですね。早過ぎましたね。」にその通りだなと思いました。
番組の企画で、何か一曲レコメンドするいうのは緊張しました。現役音楽プロデューサーは、自作以外をリコメンドする習慣がありません。雑誌の企画ならリッキ・リー・ジョーンズの1stアルバムなのですが、ラジオで昔の曲をOAするのもなんか違うかなと思った時に、AIMIちゃんが新曲を出したことを思い出しました。ソロデビューの時にガッツリお手伝いしたきりでしたが、今もプロデュースはCo-WritingFarmメンバーの花輪がやってます。情報通のふくりゅう君は、すかさず、Co-WritingFarmのメンバーは、レコード大賞獲ってましたね、と話を振ってくれました。ラジオゲストの話を書くだけで、色んな人の名前が出てきます。音楽を中心に人間関係というのは多層につながっているんですね。個の時代になっているからこそ、仲間感のあるコミュニティはより重要になっているなと実感しています。人間が一人でできることは限られていますからね。
そういう意味で、ふくりゅうが学生時代に参加していたCRJに、業界を代表するような存在になった今、盛り立ている姿は、素敵だなと思いました。若い世代とフランクにコミュニケーションする場があることは、彼のセンスをおじさん化させない理由の一つなのかもしれません。4月に開講する大阪音大ミュージックビジネス専攻でCRJ加盟できるサークルを作らせて、参加させてもらいたいなと思いました。世代を超えて広がっていく多層なコミュニティ。自分がゲスト出演したラジオを聞きながら、そんな妄想に浸ることができました。ありがとうございました!
2/1(火)深夜25:30まで、radikoのタイムフリーサービスで聴けます!お時間のある方は、下記からチェックしてみてください!