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オーストラリア人作曲家とコーライトしよう!〜ブリスベンキャンプ募集開始しました!

<8月追記>
Covic-19にまつわる様々な障害や現地パートナーのトラブルもあって、残念ながら本企画は中止になりました。ご迷惑、ご心配をおかけしてた方には本当に申し訳有りませんでした。

<7月4日追記:ビルボードで紹介されました>

日本でも一般的になってきたコーライティング

 日本では一般的でなかった作曲家が対等に共同創作するコーライティングを提唱して10年近く経ちました。最近はTV番組でもコライトという言葉を聞くようになって、普及ぶりが嬉しいです。
 欧米のプロの作曲家(最近では韓国を始めとしたアジアの作曲家たちも)は、一人で完結することの方が珍しいくらい、コーライティングが普通です。なので作曲家が集まって曲を作ることも「writing camp」「writing session」と言います。Co-Writingが当たり前過ぎて、わざわざCo-
と言わない訳ですね。 

コーライティングのメリットは?

1)効率よくクオリティの高い作品をつくってコンペでの勝率を上げる

 というのが、日本人作曲家の認識かもしれません。それも事実ですが、「分業」ではなく、そのチームメンバーだから作れた「化学反応」を毎回目指すんのだと、提唱者としては伝えておきたいです。
 そして、それ以上に大きいのが成長の機会になることです。

2)他人と作る経験でスキルアップができる

 
一人で作っているだけでは、情報も刺激も少なく、成長が難しいです。他人のDAWを観る機会は貴重ですよね。作品として形にすることを前提にコーライトすることは、YouTubeなどの動画学習よりも圧倒的に効率の良い成長のキッカケになります。
 加えて、本稿で主張したいのは、

3)作曲家のネットワーキングの機会である

 実はいちばん大切かもしれません。外国人作曲家がコーライトする最大の理由はおそらくこれでしょう。音楽ビジネスは「個人へのパワーシフト」が進んでいて、レーベルや音楽出版社に売り込むことよりも、クリエイター同士の人脈を広げていくことのほうが、新しい仕事の機会に繋がる時代になっています。
 世界の音楽界の中心はLAですが、もはや音楽出版社に売り込むよりも、アーティストと一緒に作品を作ることが作曲家の目標になりました。そのためにはコーライティングで作曲家のネットワークを広げていくことが一番、大切です。

海外市場にアクセスするための豪州キャンプ

 日本の音楽界の国際化のためには、クリエイター同士が国を超えてコーライティングしていくことが最も良い方法だと常々訴えてきたのですが、今年から経済産業省の支援も得て、VIPOという団体の主催で海外キャンプができるようになりました。興味のある作曲家は是非、検討してもらいたいです。

 ブリスベンは、2032年五輪の開催地に決まったオーストラリア第3の街です。クイーンズ州が音楽に力を入れていて、BIGSOUNDという南半球最大の音楽カンファレンスイベントは、豪州版SXSWのような活気のあるイベントです。3年前に参加しましたが、昔のAustinに似た匂いを感じました。
 今年のコーライティングキャンプは、JAPAN SESSIONというBIGSOUND公式イベントの一環として行われます。
 僕がオーガナイザーなので、キャンプで作られた楽曲の「アウトプット」は責任感持って意識しています。日本のアーティスト、豪州の出版社などにしっかりピッチングします。同時にBIGSOUND経由のオーストラリア人アーティストの作品としてのリリースも面白いなと思ってます。
 現地までの渡航費は本人の負担ですが、宿泊費、参加費などは主催者が負担します。申込者を対象に、詳しい説明会や、作曲家のために英語セミナーなどを予定していますので、興味持った人は、まずは申し込んでみてください!定員は約10名なので、最終的には選考委員会で審査する形になりますが、今年度は台北でも予定していますし、来年以降もアジア・パシフィック各都市で現地のプロの音楽家と日本人のコーライティングキャンプは展開していく予定です。是非、この機会にまずは情報だけでもアクセスしてみましょう!待ってます!!

●募集要項と申し込みフォームはこちらです!

https://www.vipo.or.jp/news/30691/

<参考投稿>


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山口哲一:エンターテック✕起業
モチベーションあがります(^_-)