書籍のIoT化をして、読書体験をUPDATEしたい【起業ネタ帳】
タブレットで「読書体験」は退化している!
電子書籍は、一般的になりました。Kindleに代表される専用リーダーとタブレットやスマホでアプリでの読書もできて便利です。かさばらずに無限に持ち歩ける利便性は非常に高いですね。
僕もKidleはWhitePaperを自宅や、旅行に携帯して使っています。ただ、本の種類によっては今でも紙の書籍を買う場合もあります。書籍を通じての学びや作家の世界観に没入する「読書という体験」自体は、タブレット型では退化している側面を感じます。楽になることと、体験が進化することは違うはずです。現状の電子書籍読書体験自体はpoorになっているという不満をユーザーとして持っています。
キャッチ案:書籍をIoT化して、読書体験をUPDATEするサービス
角を折る、斜め読みする、パラパラとめくる、書き込みすると言った
紙の書籍での読書体験と、「電子化」の利便性の両方を兼ね備えることはできないのか?というのが課題感です。
いわば、紙の書籍のIoT化させた読書体験のUPDATEです。
サービス名:「BOOKLET REVOLITION」(大仮)
事業アイデア:紙の書籍で可能な読書体験をすべて実現した上で、コンテンツは電子データ化して、差替え可能にするガジェット+プラットフォーム事業
領域:電子書籍、コンテンツププラットフォーム
収益ポイント:ガジェットの売上/ないしはサブスク収入
書籍コンテンツ売上
ネット読書会、コミュニティサポート等周辺事業手数料
市場規模に関する情報:日本の2022年の電子書籍市場は6000億円 世界の2021年に246億650万米ドル
想定される課題:想定ユーザー数とスケーラビリティ。定量的なニーズの洗い出し。
ニッチなサービスになってしまうかもですが、丁寧な装丁で書籍を送り出してきた日本なら受け入れられる可能性はあるし、電子化されたコンテンツ自体は世界中に豊富にあるので、「日本発」のサービスとしてグローバルに展開可能なはずです。
凸版印刷、DNP、SONYなどで、電子ペーパーの基本的な技術はありますので、ユーザー体験からの逆算でプロダクトを磨けばチャンスがある気がするのですが、いかがでしょうか?
1ユーザーとして欲しいプロダクトです
僕はコンテンツ領域はプロデューサーしてのキャリアが長いので、正直に言うと、本当の意味での「ユーザー視点」を持つことは難しいです。著作権ルールや業界慣習なども知ってしまっていると、その間隙を縫う方法を考えたりするのは得意ですが、純粋な欲望に基づくアイデアは出てきにくかったりします。このサービスだけは、1ユーザーとして、読書好きとしての自分が欲しいものだったりします。共感していだける方とは、研究会的なところから始められると嬉しいです。