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Apple税に立ち上がるサービサー達を支持します!

 アップルがEpic Gamesの人気ゲームアプリFortnite(フォートナイト)をApp Storeから削除して全面対決になった件について、Spotifyが声明だしました。
「我々はEpic Gamesがアップルと対決する姿勢を示したこと、アップルが独占的地位を乱用していることにさらなる光を当てたことに拍手を送ります。アップルの不公正な行為は、あまりにも長い間、競合他社に不利益を与え、消費者を搾取してきました。消費者とアプリ開発者の大小を問わず、これ以上の大問題はなく、iOSプラットフォームの競争的かつ公正な運営を実現することは、広範囲におよぶ意義を持つ緊急の課題です。」

 特にSpotifyはAppleMusicという同業サービスで戦いながらその会社がプラットフォーマーでもあるという辛い戦いが強いられてきたので、ここはEpicGameに頑張って欲しいところでしょう。ちなみに僕も、この件では、コンテンツ事業者側の肩を持つスタンスです。Apple手数料(Androidも)30%が当たり前のように定着して、みんな麻痺していませんか?コンテンツプラットフォームとして(Apple税とも呼ばれる)手数料3割が高過ぎという認識は明確に持ちたいです。Apple創始者のスティーブ・ジョブズが、SONYのウォークマンとNTTのi-mode公式サイトを参考にiPhoneのサービス体系を考えたというのは有名な話ですが、当時のi-mode公式サイトの手数料は、債権保証(携帯電話料と一緒に徴収するからトリッパグレがほぼ無いので)付きで8%程度だったはずです。コンテンツホルダー、サービス事業者を大切に扱うとそういう料率感になっていくというのが日本の通信事業者の感覚でした。AppleがiPhoneとAppStoreを軸にしたエコシステムを、GoogleがAndroidを「支配」していることは、企業努力の成果であると言えるでしょう。ただ、影響力が大き過ぎるプラットフォーマーは公正であることも求められます。AppStoreの認可に恣意性が強すぎるように感じるのは僕だけでしょうか?あのアプリは許されたのに、これは駄目?という疑問の声をよく聞きます。スタートアップにとって、AppStoreへのアプリアップが3ヶ月遅れることは即資金ショート=倒産になりかねない大事件です。今の状態が続くのが良いこととは到底思えません。
 ただ、本当の所、適正な手数料というのは難しい議論で、プラットフォーマーとして、生態系を作った成果としての収益なので、必ずしも30%が駄目という話では無いと思います。プラットフォーマーの影響力が強すぎる状況では、独占禁止法的な視点で、対抗策が必要です。有力なゲーム事業者や音楽配信事業者が連合して、プラットフォーマーに意見するというのは良い流れ良い流れに感じています。


モチベーションあがります(^_-)