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お殿様のボタニカル柄お薬箱 @根津美術館

バタバタしているうちに12月も半ばを過ぎていました💦

もう終わりましたが、根津美術館で開かれていた「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉」について書きます。

ほぼ漢字だけのタイトルなので一見難しそうなんですが、ステキな植物モチーフの作品を見ることができました。

展覧会の主役は、徳島藩お抱えの蒔絵師、飯塚桃葉(初代・?~1790)が手がけた「百草蒔絵薬箪笥(ひゃくそうまきえくすりたんす)」。わかりやすく書くと、ボタニカル柄のお薬箱です。

蓋の裏には、なんと100種の草や昆虫が、その名とともに大変美しい研出蒔絵で表されています。

蓋裏部分はチラシやポスターにも使われています。

展覧会チラシより

この百草図に関連して、18世紀後半の博物学も紹介され、当時の植物図が展示されていました。

展覧会チラシより

台湾の故宮博物院で見た植物アートと時代的にも重なる部分があり、おもしろかったです。

「皇帝の『動く花園』―清代宮廷の花卉画」より展示風景


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