長谷川等伯《松林図屏風》@東京国立博物館
遅ればせながら、東京国立博物館のお正月恒例イベント、「博物館に初もうで」に行ってきました。
一番の目当ては、長谷川等伯の国宝《松林図屏風》。これを見ないと新年がはじまらない、という感じ。
もやもやとした大気のなかに描かれている松林の姿は、見るときの気分によって、神聖な感じがしたり、さみしい気持ちになったりと、印象が変わります。
2025年に見たときの感想は、「静穏」。年末年始のバタバタが落ち着き、お正月気分も抜けた時期に見に行ったので、自分のなかにゆとりがあったのかもしれません。
今回は、浮世絵コーナーも真剣に見てきました。
特に目を引いたのは、北尾重政の肉筆画と礒田湖龍斎の美人画の数々。
大河ドラマ『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』では、多くの絵師が登場するようです。この機会に、浮世絵にも親しんでみようかなと思っています。