中村テッセン

日常の大切さを痛感するお年頃です。 のらりくらりとした雑記や思い出話等などを中心に。時々コラムや小さい漫画も。

中村テッセン

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  • 高校美術部シリーズ

    私の美術部にまつわるお話まとめ

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美術部搬入大作戦。

高校三年間、私は美術部に所属していた。 部活の活動は、主に県内の公募展の出品に向けて制作をする。出品物は主に油絵、若しくは彫刻。 これは私が高校2年生の時のお話だ。 我が美術部員は皆、個性的。 やたらと大工スキルの高い岡本部長。 服装検査を一度もパスした事がない小角さん。 死ぬほどマイペースな後輩、河合くん。 自らセクシー女優達の名前をびっちり書き込んだという上靴を履く佐藤くん。 良い色を出せた時は必ずその場でターンを決める村治くん。 超アニメボイスの筒井さん。 等々

    • エッジの効いた法語。

      • 4月に弟が気胸で入院。8月に息子が扁桃腺の手術で入院。9月には母が膝を悪くする。そして今日夫が鼻の手術で入院。2024年どないなってんねん。そして最後に残った私…何事もありませんように(´・ω・`)

        • 福山先生、さようなら。

          約40年前。 私の小学校時代は1.2年、3.4年、5.6年とクラス替えは二年毎だった。 担任の先生も"基本"2年間、同じ先生。 "基本"と言うのは異動や結婚、産休…等で2年間受持ちになるとは限らないからだ。 実際、私は1年生から4年生まで毎年担任が変わっていた。 その中でも特殊なパターンだったのが、小学三年生時のこと。 小学三年生の私。9歳。 この年齢は私にとって自我の目覚めと他人と自分の境目を一瞥できる力が芽生えた歳であったように思う。 初めての淡い恋をしたり、遠足が嫌

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        美術部搬入大作戦。

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          4本

        記事

          台風が来ると思い出す。

          8月末、騒ぎに騒いだノロノロ台風。 当初関西にある私の住む県に真っ直ぐ直撃すると言われていた。先の地震と天災に神経が高ぶる私。 だが、台風は結局いろんなルートを辿った末に私の住む県に来る頃には温帯低気圧に変わって行った。 息子もこの週、一週間の泊まり込みインターンの予定だったのだが、台風の影響を鑑み、一日だけでインターン終了。被害に遭われた方には申し訳ない言い方なのだが、何とも個人的に色々と肩透かしを食らった。 毎年、台風の報道をされると頻繁に耳にする警戒という言葉や、過去

          台風が来ると思い出す。

          今年もお寺さん主催のお化け屋敷のお手伝いに行ってきました。血染めの掛け軸の文字はふざけて某格闘ゲームの必殺技の文言。バレないと思ったらスタッフ数人にバレました…。

          今年もお寺さん主催のお化け屋敷のお手伝いに行ってきました。血染めの掛け軸の文字はふざけて某格闘ゲームの必殺技の文言。バレないと思ったらスタッフ数人にバレました…。

          ゴメンなぁ。

          4月の中旬。 私はある病院の手術室の前で待機していた。 そのほぼ1ヶ月前。 弟、母、私家族とで白浜へ旅行へ行った時、弟がこう言った。 「また元気で頑張って、みんなで旅行に行こうな。」 そう言った当の御本人が今手術中の患者である。 どないなっとるねん。 *** ある金曜の昼、携帯が鳴った。 表示板を見ると弟の名前。昼休みでもなさそうな妙に変な時間だった。電話に出ると、か細い声で「…僕やけど。」 いつもの調子とは全く違う声のトーンに、一瞬オレオレ詐欺かと警戒したが、ス

          ゴメンなぁ。

          大丈夫と言われなかったから愛情の基準は布団。

          毎度ながらなんのこっちゃか分からんタイトルである。 でもこうとしか言いようがない。 よく周りから「中村さんっていつも幸せそう。」と、よく言われるワタクシ。 有難いことに今、私の生活は穏やかだ。細々と色んな事はあるけれど、家族がいて住む家があってご飯が食べれて。 人様からそう見えているのならそれはそれで有難い限りなのだが、何にもなさそうでも人間五十年やってりゃ何かしらはある訳で。ましてやワタクシは女。五十女の背景なんて寒風吹き荒ぶの荒波一択である。 ああ。津軽海峡冬景色。

          大丈夫と言われなかったから愛情の基準は布団。

          青いワンピースと50歳。

          最近暑くなってきた。人通りの多い道を歩いていると、ふわふわひらひらと涼しげで可愛いワンピースを着る女の子を見掛ける。 この頃、齢五十にしてワンピースを見ると、ある気持ちが湧き上がるのだ。 *** 私は普段カジュアルな服が多い。夏なんかはTシャツにパンツスタイル、ラフなスカート、動きやすい靴が定番。 若い頃なんて20歳の花盛りの時代にカバやクジラのリアルな写真が入った謎Tシャツなんかを恥ずかしげもなく普通に着る女子だった。 昔勤めていた会社も服装については完全自由だっ

          青いワンピースと50歳。

          日々是好日。note4年目。

          息子がここ数日、「忙しくてお昼を買いに行く間もない。」と、言うのでお弁当を作ってやった。 だが、何分大学生男子である。 この歳でオカンの弁当なんて恥ずかしいんじゃないかと思い 本日、 "彼女が作りました"風弁当 を心がけて作ってみた。 因みに息子に彼女はいない。(至極残念 by母) わざとでは無い。悪意はないのだ息子。私の息子に生まれた事を呪ってもいいです。 取り敢えず、アルフォート(お菓子・息子の好物)の持つ癒しの力を信じて。 こんな感じで力業で誤魔化しちゃおうと

          日々是好日。note4年目。

          飛行機雲。疲れていたのかボケてたのか。流れ星に見えた。

          飛行機雲。疲れていたのかボケてたのか。流れ星に見えた。

          家族旅行のススメ。(後編)

          ↑前編はこちら。 6.宿ミッション。 千畳敷から息子のリクエストで白浜地ビールのお店「ナギサビール」に寄り、宿泊する宿に向かった。 部屋を案内され我々がまず行った事は、母が"おやつ"にと、持ってきたコーヒーゼリーを食すというミッションである。 今食べとかなきゃ、以後、食べるタイミングは絶対無い。 誰もが思っていたと思う。 五人で何かの儀式をするかのように静かに机に向かい、私はクーラーバックからコーヒーゼリーを各々の前に置く。 …。 ……。 ……………スプーンあら

          家族旅行のススメ。(後編)

          家族旅行のススメ。(前編)

          私には今年、82歳になる実母がいる。 母は何を根拠にかは分からぬが80歳が寿命のボーダーラインと思っているらしく、七十を過ぎた頃から「もう10年切った。」と言い出すようになり、80歳を過ぎる頃にはブーストをかけたように死へのカウントダウンをちょいちょい言うようになってきた。 そのカウントダウンを聴くたびに、「宇宙戦艦ヤマトか。」と静かに心の中でツッコむワタシ。"地球滅亡まであと○日"みたいな。あながち間違いではないが。(不謹慎) そんな余談はさておき。 そんな心の陰りを

          家族旅行のススメ。(前編)

          ニュースで言っていたのですが、咲きたては花の中心が青く、散りどきは中心が紅くなるそうです。桜の秘密がひとつ知れて何だか楽しい気分です。

          ニュースで言っていたのですが、咲きたては花の中心が青く、散りどきは中心が紅くなるそうです。桜の秘密がひとつ知れて何だか楽しい気分です。

          消費期限をすっかり忘れていて、大急ぎでこんな夜中に鶏レバーを炊いているような私ですが相変わらず元気です。多分明日も元気です。ああ眠い。

          消費期限をすっかり忘れていて、大急ぎでこんな夜中に鶏レバーを炊いているような私ですが相変わらず元気です。多分明日も元気です。ああ眠い。

          友達がくる。

          うちには春から大学3年生の息子がいる。 去年の春休みに高校時代の友人二人を泊めていいかと聞いてきた。 その時の話がコレ↓  そして、今年も来ることに。  自慢じゃないが、私は一皮剥けば"ちょっかい出したがりオバケ"である。  そのオバケ力(りょく)が高じて去年は階段の踊り場に"welcomeボード"ならぬwelcome掛軸"を飾った。高級旅館真っ青の歓迎の意を込めて。  単に"自己顕示欲や自己主張が強いだけなのでは"と言われようが、"息子の友達が泊まりに来る"なんて、そん

          友達がくる。