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保育所迫る「過剰時代」利用児童2025年にピーク

待機児童問題が取り上げられ、保育士の労働環境改善や補助金制度の開始などの施策が実行されたのも記憶に新しいだろう。
そんな保育所が定員割れの危機が示唆されるようになったのだ。
要因としては2つある。

1つ目は、女性就業率の上昇である。従来は女性が家庭で子育てをしてきたが、その女性が働きに出ることにより子供を預ける場所が必要になってきた。そうすると、必然的に保育所も必要になり多く設立されることとなる。

2つ目は、新型コロナウイルスの影響による少子化の急加速である。人口動態統計によると、20年度の出生率、妊娠率はともに前年比約5%の減少となっている。

以上の2つが重なり、需要供給バランスが崩れてきた。
帝国データバンクによると20年度までの5年間で28の保育事業者が倒産したたとのこと。

一方、私の所感だが、働き方の多様化により居住地域の分散に伴い、保育所も分散し、小規模かつ多数の展開をして行けば今後の活路が見いだせるのではないかと感じる。もちろん、固定費の増加や手続きの煩雑さがあり、事業者と利用者の双方にメリットがあるとは言い難いが、4年後には今まで通りとはいかない予想がされている以上、何かしらの対策は講じなければならないと思う。今後の展開に注目したい。


保育所、迫る「過剰時代」 利用児童25年にピーク : 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72297740W1A520C2EP0000/

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