見出し画像

ザ・パンチの漫才が最高にかっこよかった話

改めまして、やまたくです。
仕事にもいつだって忙殺され気味ですが、なんとかやっている今日この頃。
(カッコつけた言い方ですが、仕事の効率が悪いだけのやつです)
少しずつですが、この日記めいたものを更新していくことで
心の感受性を取り戻していけたらなと思っています
日々の感じたこと、大切だと思ったこと。
言葉にしておかないと時間の流れにあっという間に押し流される。
言語化することで自分自身にも説明するようにすることを意識します。
何が良かった?なぜそう思った?
言葉にするというのは、いわば構造化の作業なんだなと改めて思います。

THE SECONDの見方

さて。今回はTHE SECONDの話をします。
お笑いも私にとって大好きなものの一つです。
とくにM-1などのショーレースは毎年リアタイするのが恒例行事。
最近は準決勝を配信でも買って観るくらいのお笑い好きではあります。
先日放送されたTHE SECONDも多分に漏れず視聴。

芸歴16年目以上のベテラン勢の漫才の大会で、
M-1の4分ネタより2分長い6分ネタの勝負が繰り広げられます。
昨年の第一回大会は初見ということもあり、
見方がまだふんわりしていたのですが、
第2回の今回で大会の色が確立されたように思います。

・6分間という尺なので、M-1のような構成、テンポ、キャラの強さなどに加え、観客いじりや枕などの即興性という要素が加わる
・そのうえで点数も観客が付け講評を行うという点で観客の雰囲気重視の傾向がシステム的にも強まる
・総当たり戦ではなくVS方式のワクワク感

という3点が私としては楽しく見られ、とにかく観客を巻き込んで笑いをかっさらった方が勝者となる、というシンプルながら強固な大会のコンセプトが明確になったように思います。
とくに1点目の部分は、テレビスターたちとは違う、劇場の寄席で培った芸人たちのスキルが垣間見え、頗るカッコいい。
今大会の優勝はガクテンソクでしたが、素人から見てもお手本のようなキレイな漫才で圧巻でした。
ただ、私個人としては準優勝のザ・パンチの漫才に猛烈に感動してしまいました。

M-1最下位から16年ぶりの逆転パンチ

M-1フリークスからすると、ザ・パンチの名前はある意味有名で。
ご本人たちもインタビューで「一度死んだ」という発言をしていましたが、2008年大会で彼らはダントツの最下位をとっており、
その後、テレビ等では姿を消してしまったように思います。
私自身もそのときの印象が強く、ザ・パンチの存在は正直言ってこの日まで記憶の引き出しの奥底に仕舞われていて、久々に見るなぁという感じでした。

しかし、16年の時を経て、現在地の2人が織りなす漫才を見たとき、
腹を抱えて笑ってしまいました。
パンチパーマ頭のパンチ濱崎さんのビジュアルと動きだけでもう笑いが起きていて、一気に観客を引き込んでいきます。
本ネタに入る前に、しばらくその雰囲気で遊ぶ時間があり
即興性の面では、今回の8組の中では群を抜いていたように思います。
そして、決勝戦では2008年M-1のときに使っていたツッコミワードをリバイバルさせ爆笑が巻き起こりました。
まさに大逆転パンチです。
かぁぁっこええええ!!と思わず叫んでしまい、うっすら涙が出ました。
ただ、決勝戦での得点はこの日の最低得点を叩き出し、ガクテンソクに惨敗するという素敵なオチでした。
見事な負け姿っぷりがまた最高でしたが。

その後、千原ジュニアさんのYouTubeチャンネルなどで出演していた回を見てみましたが、劇場ではトリを任されるほどの漫才の評価になっていたそうですね。

継続というとんでもない所業

「継続は力なり」なんて言いますが、
最近は、「継続こそ全て」という風に思います。
彼らを見て、なにかをやり続けていたら
いつか絶対に評価されるのだと、そう確信しました。
だって、それはとてつもなく難しいことだから。
意志や信念を保ち、信じ続けることはどうしたって難しい。
すぐには結果なんて出ないし、
この道で本当に合っているかどうか、常に不安が纏わりつきます。
ふと気付けば、なんのために生きているのだろうと
虚無の囁きが耳元に聞こえてきます。
彼らは、それを乗り越えてきたのです。
正直、想像を絶するほどの所業です。

この人生を通し
私は、なにかを続けられるだろうか。
なにを続けられるだろうか。
どうしたら続けられるだろうか。
そんな風に自分自身の胸にも問いかけてみます。

「続ける」ということのとんでもない所業について
今一度向き合い、考えるべきかもしれないなとそう思わされました。

いいなと思ったら応援しよう!