Winny
ずっと気になっていたのに、なかなかタイミングが合わずに見ることができていなかった映画「Winny」をやっと鑑賞させていただきました。
東出さん、すばらしいです。
ありがとうございます。
金子さんのお話は、かねてから知っていましたが
映画ではどうして事件が起こってしまったのかの経緯について詳しく描かれていました。
金子さんのような天才が、その才能をわかりもしない無知の人々によってがんじがらめにされていく・・・こんなこと、やっぱりあるんだ、と憤りを感じました。
どうして邪魔をする人間がいるんだろう、それでもコツコツすれば報われる、なんて言われてきたけど、やっぱりこんなことになるんだ、と今までの自分の人生も含め、怒りがこみ上げました。
それでも、金子さんの恐ろしいほどのネアカな部分や、建設的な考え方、人間性にくすっと笑ったり、あ~こんな人いるんだ、と嬉しくなったり、だからこそまた憤ったり、感情が忙しかったです。
金子さんの逮捕によって日本の技術は10年以上の遅れを余儀なくされ、それが日本経済にも少なからず影響したのだと思うと、最近の都市伝説などとかけあわせ、陰謀があるのではないかと思うほど、おかしなことだらけでした。
それでも、金子さんの最後の言葉、(実際の金子さん本人の動画を使われていることにリスペクトも感じました)最後まで心のきれいな人だったんだなと。それだけただただプログラミングを愛し、またプログラミングに愛された人なのだろうと感じました。
Winny事件の真相の一端を知りたくて見ましたが、そんなことよりも金子さんという人間を知る事ができて本当に感謝でした。
腐ってる場合じゃない(今は特に腐っているわけではありませんが、腐っていた時期の自分に見せたいと思いました)と冷水を浴びせられたように、心を震わせることになりました。
そして、あのころの2ちゃんねる、すごい。
おたく、すき。ないす。