【応援読書.vol-23.夏美のホタル】
シュウです!
ゴールデンウィークの前半3日間は読書や映画三昧でした!
そんな中で読んで良かった一冊をお伝えします。それぞれの登場人物の持つ様々な優しさにグッとくるものがありました。
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書籍の紹介
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タイトル:夏美のホタル
著者:森沢明夫
あらすじ:瑞々しい筆致で描く、人生のラブレター
写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに……。心の故郷の物語。
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この本に応援される人
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・頑張ってるのに結果が出てない人
・自分が孤独だと感じてる人
・家族と久しく会っていない人
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本を読んで出来る3つのアクション
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・やりたい事に対して細部までこだわる
・家族と連絡を取ってみる
・自然に触れる
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刺さったフレーズ
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・「うん。最初の恩恵は、この世に生まれてくる喜び。ふたつ目は、親に愛される喜び。で、三つ目は、伴侶と一緒に子供の幸せな姿を見る喜びなんだってよぅ」
・「他人と比べちゃうとさ、自分に足りないものばかりに目がいっちゃって、満ち足りているもののことを忘れちゃうんだってさ。」
・「才能ってのはな、覚悟のことだ」
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まとめ
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以前有村架純さんが主演で映画化された作品で、電車の中で読んでいたら危うく涙が出そうになるくらい、感動的なシーンが多く出てきました。
ストーリーは、大学で写真を学んでいる主人公と恋人の夏美が、ツーリング中にトイレを借りるために偶然立ち寄った「たけ屋」という田舎の山奥にあるよろず屋に住む年老いた母子との物語です。
美しい自然の中で触れ合う登場人物のやり取りの奥には、とても悲しい運命の現実がありましたが、それでも人を受け入れ、人を思いやる優しさは、周りの全ての人に幸せをもたらしてくれるのだと考えさせられました。
人との別れは寂しいものですが、裏返すと寂しさの強さは、別れる前にどれだけその人と親しく付き合えたこと比例するのだと思います。だとすれば、これからも自分と出会えた人たちとの時間に感謝して、とことん人と寄り添って生きていきたいです。