電子国家エストニア・幸福国家デンマーク2
エストニアの旧市街地を朝回りました。案内をしてくれるのはアニメ好きで山形大学に留学経験もあるミディアムさんです。
800年前にできたタリン旧市街地は、1997年にユネスコ世界遺産に指定されました。山の手トーンペアと下町の2つのエリアに分かれています。このトーンペア城が現在の国会議事堂になっています。国旗の青は青い空、黒は黒い畑の土、白は明るい未来の希望を表しています。
アレキサンダー大聖堂はロシアの教会で中ではたくさんの人が祈りを捧げていました。歌うのも大好きな国民です。
展望台では、タリンのおとぎ話の街が望められ、宮崎駿の魔女の宅急便の舞台にもなったと言われています。
街は高く分厚い城壁で囲われ、中世の旧市街地と、近代の新しい街の間にそびえ立っています。
聖カトリーヌの小路には、見事な墓石と工芸品の数々。
旧市庁舎にはエストニア国旗とタリンの旗があり、前には世界一古い薬局、ヨーロッパで一番のクリスマスマーケットがあり、みんなの誇りになっています。
GOODWINのステーキハウスでご機嫌、たけちゃん。
満面の笑顔、けんちゃん
愛の告白、らいちゃん。
e-エストニア・ショールームでは国家の歩みと世界最先端のデジタル社会を学びました。1991年に独立して国の価値が低い0ベースから、若い人たちの力で、ITとインターネット社会的権利が広がりました。この電子IDカードによって99%がオンラインで24時間365日手続きできます。またイーレジデンシーの登録で、会社の設立が外国でも1日ででき、EU市場にアクセスできます。
信頼を高めることを心がけ、しっかりと教えて解説し、不安があったら説明をして、透明性を重視して、国家を信頼しているからこそ、安全があります。年金、健康、仕事、教育、交通、商品、法律、文化、家、投票までもひとつにつながり、自分のデータが大切にされています。
科学・技術ビジネスのサイエンスパーク・テクノポールは、日本よりも規模の大きいスタートアップ企業、550のビジネスをサポートし、500億円を投資しています。ユニコーン企業(設立10年で評価額1000億円以上)を4社生み出しています。テクノロジーが高い研究開発がエストニアで行われています。失敗はあたりまえ、またやり直せばいいという精神で、みんなskypeの成功を目指しています。
政府系エコシステムであるスタートアップエストニア。
企業を国と政府が分析し支援しています。
成功する3つのポイントは、1.タレント(人)2.キャピタル(お金)3.エコシステム(環境)で、企業が成長していくステージがあり、日本には成長する環境が少ないなと感じました。
1991独立
1996イーバンキング
2000イータックスイーキャビネット
2001エックスロード
2002eiDカード
2005電子投票
2008イーヘルス
2014仮想住居
2019デジタルノマドビザ
わずか28年で世界最先端の電子国家で急成長するエストニアは、大きな試練を経て、国と国民と企業が力を合わせて、人生を豊かにしようと立ち上がり諦めずに歩み続けるからこそ成し遂げているのだと、新たな勇気がわきました。