マルシェと作りたい風景と反省
ご来場いただけた皆様!本当にありがとうございした!
さて、無事終了した安堵とともに、「マルシェって…なにをやろうとしてるんだっけ?」という引っ掛かりを書いていこうと思います。
というのも、今回は大盛況万歳!とはいきませんでした。なにが足りなかったかなぁと自分なりの整理のつもりです。
マルシェってなんのためにやりますか?
何を反省したいかというと、こんな記事を書いたわけですが、ここに意識を向けすぎて肝心のマルシェのクオリティが伴っていなかったのではないか?と思うわけです。
いや、正確にはお店とか運営のクオリティは上がっていると思います。
自分たちでも食べたいと思えるお店がちゃんと揃っていました。買いたいと思えるようなものがありました。パラソルやベンチ、お店の配置にも気を配りました。SNSのアナリティクスを見ても去年より頑張っています。
問題は「作りたい景色が作れたか?」という点。
マルシェをなんのためにやりますか?と言われると、「これこれこういうビジョンを持ってやっているんです」と答えますが、もっと手前はどうなんだろう?このマルシェで「この日作りたいのはどんな景色」なんだろう?
そんな問いをもうちょっと磨くべきでした。
当日はめちゃくちゃ暑かったので、それで客足が厳しいというのはあったかもしれません。ただ、その問いがしっかりしていれば、真夏にやるという選択すらなかったかもしれないですね。
作りたい景色ってどういうこと?
抽象的なのでもう自分の言葉で少し掘り下げます。
景色が作れなかったというのは、単純に去年ほど写真を撮りたいと思わなかったんですよね。人がいる?だけになっちゃった…?かも…?
去年は「こんな感じにしたら楽しめるのでは?」という思考と試行があって、うまくそれがはまった感じでした。その結果「こういう雰囲気が見たかったんだよね」という光景が見えたり、実際にそんな写真が撮れたりしたわけです。
今回これがいまいちはっきりしてなかったなと。
イベントをする時、目的は?ターゲットは?コンセプトは?という話がありますが、それは結局「どういう景色にしたいの?」ということだと思います。それが弱かったのでちょっと中途半端に今回なってしまったかもしれません。
はっきりと作りたい風景が定まっていなければ、たとえ人がたくさん来ても、成功を感じる(主催者として満足する)のは難しいのではないか。そんなことを今書きながら感じています。
違和感を感じた1枚
もちろん「今回はこういう風にしよう!」という考えが全くなにもなかったわけではありません。新しい挑戦をしようとも考えたからこそ、2日間開催したり、場所を変えたりしています。
そしてその結果として、所々で良い風景もみられました。
でも、どんな人に来てほしいの?どんな過ごし方してほしいの?そのために何が必要なの?そしてその景色は撮影できた?そう問い詰められると、「仕事帰りにここで楽しんでほしい」という以上の解像度ははっきりしてなかったなぁと感じています。
特にその違和感を感じたのはこの1枚。
人はそれなりにいます。パラソルやベンチの並びもきれいです。でも違和感を感じました。
撮り方が下手とかはさておき、お客さんの年齢比率やこの場での過ごし方、そういたものの連鎖として違和感を持ってしまったのかなと考えています。そしてここに違和感を言語化できないほど、このマルシェで作りたかった風景とは?が、自分の中で曖昧だったなと反省しています。
ビジョンと足元の両輪をつなぐもの
今回何が言いたいかというと、マルシェをするときに想像すべきものは、エリアのビジョンやマルシェのクオリティだけではなく、その場所の風景、もっと細分化すると人の行動や慣習や文化なのではないかという事です。
生活と言い換えることもできるかもしれません。
マルシェをするこの場所で誰がどんなことをしているのか?行動として、慣習として、そして文化として、何が受け入れられて何が受け入れられないのか?自分はどんな日常が見たいのか?
そんなことに思いを馳せながら、作りたい風景をイメージし、足元ではマルシェとして、遠い未来にはビジョンとして具現化する必要があるのかなと。そんなことを改めて強く思い知らされたいう感じです。
御礼
さて、ぐだぐだつらつらと書きましたが、主催側として準備も当日も楽しみはしました!
また、改めてイベント当日来ていただいた皆様は本当にありがとうございます。感謝しかありません。ここまで読んでくださった方もありがとうございます。
もし今回をきっかけに公園の活用など興味がでましたら、ぜひお近づきになりたいところ!また、県庁の方では県庁周辺の活用が検討されていたりしますので、そちらも興味持ってチェックいただければ幸いです。
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