【ボードゲーム】テケン:太陽のオベリスクレビュー【重量級】
先に宣言していた通り、年末にプレイしたテケンのレビューを行っていこうかと思います。
では、以下アジェンダに沿って進めて参ります(社畜並感
テケン概要
テケン:太陽のオベリスクは2020年に発売されたダニエレ・タシーニ作のボードゲームです。
ダニエレ・タシーニの代表作はティオティワカンでツォルキン、マルコポーロの旅路の作者の一人でもあるようです(今調べた
ツォルキンもマルコポーロも良いゲームですね…。
ティオティワカンは最終的に出来上がったピラミッドが壮観なので是非一度はプレイしてもらいたいゲームの一つです。
ちょうどコロナ禍真っ最中ということもあり、プレイするタイミングがなく買ってから先日まで埃を被ってたボドゲになります。太陽のオベリスクがようやく日の目を見たというところでしょうか。
ゲーム内容について
テケンとは
プレイヤーは古代エジプトの神官となり、あの手この手を尽くして神への進行を得ることを目的としたダイスアクション型リソースマネジメントゲームです。
このゲーム一番の魅力はやはりラウンドが進むにつれて回転するオベリスクとそのオベリスクに負けない高さのあるコンポーネント群による3次元的な見た目の良さでしょう
ゲームの進め方
各プレイヤーは6ヶ所の異なる神を祀ったエリアからダイスを取り、ダイスに応じたアクションを行います。
これを一手番とし、各プレイヤー一手番ずつ完了したら1ラウンド終了となります。
ダイスはオベリスクの向きによって日向・日陰・薄暗がりの3ヶ所に配置されます。ラウンドが進むごとに太陽の当たる向きが変わる、ということですね。
アクションについて
日向と日陰にあるダイスを取ることで以下どちらかのアクションを実行します。薄暗がりにあるダイスは基本取ることは出来ません
ダイスの色、ダイス目に応じた資源の獲得
ダイスを取った神のエリアに応じたアクションの実施
書記官2枚を使用してアヌビスアクションの実施
日向から取ったダイスを純潔、日陰から取ったダイスを汚れとし、プレイヤーボードの天秤の上に載せていきます。
終了条件とラウンド間処理について
16ラウンド終了時点でゲーム終了となり、最終得点計算を行います。
16ラウンドの間に行うラウンド間処理は以下の通りです。
2ラウンド終了毎にオベリスクを1エリア分回転させ、ダイスの追加と再配置
4ラウンド終了時、ダイスの追加・再配置を行い、マアトフェイズという神の前で審判を行い次の4ラウンドの手番決め等を行うフェイズの実施
8ラウンド終了時にマアトフェイズを行い、その後、中間得点計算を実施
4回目のマアトフェイズが終了したら最終得点計算を行いゲーム終了
結果
耶麻、ニャー、カイ、シャムの4人+キムがサポートに入ってプレイ。
インストに1時間ちょい、実プレイ3時間ちょっとかかった結果、持ち主の面目躍如で耶麻の勝ち。
チケットトゥライドの行き先カード、ウイングスパンのボーナスカードにあたる布告カードが主な得点限である石柱を建てるアクションと上手く噛み合ったおかげで方針が分かりやすかったからかな、という印象。
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プレイ感
よくあるインストだけじゃ何言ってるかわからんから、実際にプレイして確かめてみよう!系の重ゲーでした。何事も試してみるのが一番!!!
いざやってみると1手番に1ダイスアクションなので思ったよりプレイ感は軽い感じ。ただあれやりたいこれやりたいがあっても次の手番にダイスが余ってないと出来ないので、他の人がやってる間に考えられることは少なく、ダウンタイムは長く感じるかも。
総評
結論から言うと非常に評価が難しいなと感じるゲームでした。
60点を下ることは無いけど、80点は超えないかな、が初回プレイした感想。
手放しで面白い!と絶賛出来るほどではないけど、バッサリおもんな。not for me、と言えるわけでもなく、一回プレイしただけじゃなんとも言えない、というゲーム。
3~4回やって初めて面白さがわかるゲームだろうなぁと思うので、少なくとも3~4回リプレイしたいと思わせるレベルでは面白いとは言えるかと思います。
雑感
まず何より言いたいのはルルブがめちゃくちゃわかりづらい…。
帰宅後、ゲーム内容を整理して自作サマリー作ったレベル。
自作サマリーを作り終えたとき、あのわかりにくいルルブがA4一枚で収まったぜ…という謎の達成感がありました。
慣れちゃえばサクサク進められそうなゲームなので一気に周回させたい気持ちはありますね。
得点を取る手段が主に3つくらいに見えるのでルートが重なると苦しそう。
今回は初回ということもありルート被りもなく平坦な終わり方だったので、逆にバチバチにルート被るくらいやりこんでみたさはあります
以上、テケンのレビューでした。
興味を持って頂いた方がいれば探してみるのもいかがかなと思います。
回るオベリスクや、そこそこ背の高い石柱や彫像が建っていくのは3D的な視覚の面白さがあるので派手なコンポーネントが好きな方にはオススメです。
後記として総評、雑感では書き切れなかった感想戦めいた備忘録書くかもしれない。