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小説:砂漠の王子と姫の身に危険が…1章『五つ守の物語』
1章 炎の侵略戦争
今朝も、鉄を打ち鳴らす乾いた音で、目が覚めた。
たとえ王族であっても、みんなと同じように、僕の頭の上にも太陽は昇る。この慣れ親しんだ鍛冶の音とともに、白の国の民の一日が始まる。
頭から布団を被り直した。
うるさい。けど、起きなきゃ。
時が止まったように僕は動かない(本当に時が止まればいいのに)。巻き戻すようにして、布団からばっと顔を出して、無理やりに上半身を起こす。
ベッドから抜け出し、窓から首都シェバを見下ろした。
日干しレンガの建物から、人がぞろぞろと出てきた。みんな揃って、国の民族衣装である瑠璃色の外套を纏っている。
僕の住む石造りの四角い堅牢な宮殿は、このまちの高台にある。市街地の向こうに広がるのは、白くて滑らかな砂の大地。昇り始めた太陽のまぶしい日差しを反射して、内側から発光しているみたいだ。
雲一つない澄み切った青空。厳しい太陽光と乾燥にさらされる過酷なこの土地では、外套なしでは生きられない。
そのかわり、この国ではたくさんの鉱石が採れる。このまちの風物詩ともいえる金属音は、城から見て右手にある鍛冶場から響いている。おかげで、白の国は宝石と武器の生産で栄えていた。火の国のワナク王に結婚のお祝いで謁見したとき、「うらやましい限りだ」とか言って笑っていた。
この恵みは金の龍がもたらしていると、我が国の研究者は言う。金の龍がいる限り、この恵みは絶えることのない湧き水のように出てくるんだそうだ。
国にとって金の龍は資源を支える重要な存在だけど、僕にとっては家族の一員というだけだ。
鍛冶場から細く立ち上る煙を、僕は窓辺からぼんやり眺める。
父・ベヌダン王は今頃、朝のお勤めだろうか。僕も将来、背後にそびえる聖なる岩山で朝の礼拝を行うだろう。金の龍から生まれ出る〝金の鱗〟を探して拾い、それを供えてから金の龍との〝会話〟を楽しむ。供えた金の鱗は、鍛冶場の熱く溶けた金の中に混ぜるのがしきたりになっている。おまじないみたいなものだ。
王というのは、朝から晩まで仕事が詰まっている。いずれは自分がその王位を継ぐことはわかっている……だが、まだ遠い先の話だ。
白の国の初代王シェバは金の龍を連れてこの地にまちをつくり、いつしかこの首都自体がシェバと呼ばれるようになった。そして、千二百年余、僕の祖先たちは各地に都市をつくり、代々この国を繁栄させてきた。
シェバの中心にある大通りは、塀の外を出て「凱旋の道」と呼ばれる街道に繋がる。かつて、僕の祖父・オース王が、裂け目岩壁を玄の国から奪還した祝賀で整備された。凱旋の道は砂漠を突き抜けるように続き、中央自治区との境目にある裂け目岩壁に至る。
祖父の時代まで、白の国と他国との争いは絶えなかった。でも、父さんの治世には、一度も戦争は起きていない――僕が生まれる少し前に祖父は亡くなった――僕が聞く限り、父さんと祖父は親子なのに、かなり違う性格だったみたいだ。父さんいわく、祖父はとても「強い人」で、それがどういうことを意味するのかはわからないけど、多くは語ってくれない。
僕は身支度を整えて部屋を出た。といっても、髪を手櫛で直して、寝間着から動きやすい恰好に着替えただけだ。
十五歳の僕は自他ともに認める育ちざかり――目が覚めた瞬間から腹ペコだ。すぐに食事の間に向かう。
長方形の宮殿は二階建てで、吹き抜けの中庭を囲むような構造になっている。僕の部屋は二階にある。廊下から中庭を見下ろすと、いつものように、召使や家来たちが自分の役目を果たしていた。
中庭には噴水がある。これを取り囲むようにして、この乾燥地帯にはめったに見られない、生き生きとした植物が植えられている。宮殿の外壁は簡素な薄茶色い石造りだけど、建物の内側や中庭は、まるで森の泉の深いところを掬い取ったような群青色のタイルが装飾されている。毎日それを目にしていても、砂漠に花開くオアシスのようだと思う。
食事の間には、すでに母であるハラ王妃がいた。王都シェバにとって母なる大河「めぐみ川」を眺めながら食事をするのが、幸せなひとときらしい。
母さんは僕とは打って変わって、頭の先から爪の先まで、きっちり身だしなみを整えている。朝日を受けて光を反射する、黒く波打つ髪。公のときも私のときも必ず身に着けている、王家に伝わる金の首飾りと、濁りのないターコイズがいくつも埋め込まれた指輪。それこそ、ひとは母さんの黒い髪を「まるで宝石のような輝き」とか言う。なんというか抜け目がないのは確かなのだけど、僕にとってはただ口うるさい母だった。
母さんは眠気なんて感じさせないように、優雅に朝食をとっていた。
僕をちらっと見た気がする。
無視して自分の席に着いたが、案の定、母さんは口を開いた。
「あらあら。すっかりお寝坊さんだこと。国語と歴史の勉強、数学と政治を学んだら、剣術と馬術の訓練があって、それが終わっても鍛冶をしなければいけないのに」
「わかってるよ」
「わかっていたら、もっと早く起きるはずです」
これは誘導尋問みたいなものだ。僕は聞いていないフリをして、だんまりを決め込むことにした。
召使がパンや豆をすりつぶしたもの、発酵させた羊のチーズと野菜を和えたもの、果物がのった器をテーブルに置いた。皿が置かれた瞬間から手をつける。
「もちろん、ティア司書と一緒に、まずは座学から始めるのよね。まさか、自分の好きな訓練から始めた挙句、疲れ果てて、勉強中にうとうとするんじゃないでしょうね」
もちろん、僕は訓練から始めようと思っていた。図星を悟られないように、口に食べ物を詰め込んだ。
きっと母さんは昨日のことを暗に言っているんだ。ムザのやつ、バルトーに問い詰められて事情を吐いたな。僕はそう思って、悪友を恨んだ。「うるさいなあ」と思わず口から洩れた。
母さんはそれを聞き逃さず、わざとらしくおおげさに目を丸めて、「心外」と言わんばかりに僕を見つめた。
「今、母に対して、なんて言いました?」
「母さんに対して言ったわけじゃないよ」
本当だ。暑いときに「暑いなあ」と言ってしまうような、自然現象みたいなものだから。でも、ひとはそれを見え透いた嘘と言うだろう。
「ひどいわね。世界中で一番あなたのことを愛しているこの母に、そんな口の利き方をするなんて。あなたのことを気にするのは当たり前でしょう」
母さんはこうやって恥ずかしげもなく、〝正しい〟ことを言うんだ。そう、誰もが正しいと思うことを、平気で言葉にして、行動にするんだ。
僕は居心地が悪くなって、この部屋から一刻も早く抜け出したくなり、皿の上のものを平らげた。跳ねるようにして椅子から立ち上がると、無言でこの場をあとにした。
母に言われたからというわけではないけど、と心の中で言い訳しながら、僕は普段勉強している図書室に向かった。
すでに、いつもの時間より遅れている。
息をひそめて、図書室の出入り口から目だけを出してみた。廊下に立っている衛兵は、いつものように気づかないフリをしてくれている。
室内には、ティア司書の娘・マリが机に向かって、本とにらめっこしている。ティア司書は、いない。
僕と同じ年頃のマリは、小麦色の肌をしている。強いウェーブのかかった黒髪が印象的だ。彼女が黙々と勉強しているのは、いつもの見慣れた風景だった。
ひとまず、ほっと胸をなでおろした。何気ない感じで、足を踏み入れようとした。
「気づいていますよ」
「わっ」
背後からの声で飛び上がった。振り返ると、マリと同じような肌と髪の持ち主がいた。普段はやさしさと厳格さが同居するティア司書だが、今は顔に厳しいものだけが浮かんでいる。
思わず「げ」と声が洩れると、図書室の中にいたマリがはっと本から目を離して、こちらを見た――僕と彼女の目が合った。
その瞬間、突然、城中に角笛が鳴り響いた。
つまり、この笛の鳴らし方は、敵襲を告げる知らせだった。
ティア司書も、そして廊下に立つ衛兵たちも、何事かときょろきょろとあたりを見回した。
二度目の角笛が鳴る。その大音量とともに、衛兵たちは慌しく動き出した。
「屋上に行って、様子を見てくるよ」
不思議と僕は落ち着いていた。
「お待ちください! 危険があるかもしれません」
「ティア司書たちも備えておいたほうがいい」
不安な表情を見せる司書にそう言って、僕は図書室を振り返った。
マリともう一度、目が合った。
それは一瞬だったような、時が止まったようにも感じられた。
見えない糸を断ち切るように、僕は視線をそらして駆け出した。
走り回る衛兵たちを避けながら、階段を二段ずつ飛ばして上っていくと、広い青空の下に出た。すでに屋上には何人もの兵士たちが、何が起きているのか、あちこちを見渡していた。
まちを眺望できるところまで歩くと、騎士隊長のバルトーが仁王立ちしていた。
白髪混じりの髪を風になびかせ、彫りの深い威厳のある顔には、より硬く、厳しい表情を浮かべていた。やはり、ただ事ではないらしい。
「何が起きているんだ?」
「南の監視塔から警告があったようです。敵はもう近くまで来ていると」
「なんでこんな近くに来るまで気づかなかったの?」
「……わかりません」
「敵って誰?」
「それは――」
突然、まちに巨大な赤い柱のような炎が降りかかった。その衝撃に驚いて、僕の身体はこわばった。
町中に悲鳴が響く。思わず手で口を覆った。
状況が呑み込めない。
けど、心臓は破裂しそうなくらい、ばくばくと跳ねている。
バルトーは天を仰ぎ見た。僕もつられるようにして上を向く。そこには、炎のドレスを着たような、大きな翼を持った細長い生き物が飛んでいる。
火の龍だ。
炎で身を包んでいるときは、臨戦態勢を意味している。「なぜ、このまちに」という疑問が一瞬浮かんだけど、すぐに、戦争が始まったんだ、と理解した。
「勝ち目はないぞ」
声の主は父さんだった。王らしく冷静を保ち、兵士を引き連れてやってきた。兵から鎧を受け取って、身支度を始める。
「……朱の国が攻め込んできたようです」
「見ればわかる。用意周到に、してやられたな」
兵から国宝の剣を受け取りながら、バルトーの報告に返事した。
悠然とシェバの上空を飛ぶ火の龍は、焦げた煙のような、黒い霧を漂わせている。
火の龍は、手のついた大きな翼を勢いよく羽ばたかせて旋回した。
向かった先は聖なる岩山だ。狙いを定めて、口から大きな炎を吹き出した。
すさまじい火力と風圧で、岩山の入り口は吹き飛ばされた。
金の龍の鳴き声が響き渡る。
「金の龍が……!」
僕の〝家族〟が攻撃されている。祈るような思いで、僕は岩山の入り口に目を凝らした。
「頼む、逃げてくれよ……お前は火の龍にはどうやったって勝てないのだから」
父さんも固唾をのんでいる――火の龍が次の手を打とうとしたとき、崩れて山積みになった瓦礫を打ち破るようにして、中から金の龍が勢いよく飛び出した。いつもの黄土色の身体は金の鱗に包まれ、まぶしく輝いている。いざとなれば、戦える姿になっていた。
でも、僕たちの願い通り、金の龍は鱗を振り乱しながら、四足を大きく振って走り、めぐみ川に向かった。小さめの翼を羽ばたかせ、跳躍の助けにしながら逃げていく。それを追いかけるようにして、火の龍も身体をうねらせて飛んでいった。火の龍が大きく動くたびに、皮膚を焼くような熱風が生じる。
父さんはほんの少し胸をなでおろして、近くにいた兵士に命じた。
「火の龍は金の龍を追って、しばらく戻ってこないだろう。今すぐ市民に避難するよう指示を出せ」
すでに、炎はまちの建物を覆い始めていた。焦げ臭い。あちこちで、民が逃げまどっている。
「見ろ。大軍のお出ましだ」
父さんは南の方角を指さした。僕は振り向いて、青ざめた。
黒いアリのような大軍が、じわじわと詰め寄せている。
呆然としている僕の胸に、父さんは国宝の剣を押し付けた。大切な剣を落とさないように、慌ててつかんだ。
「国宝の剣を持って逃げよ。妹を連れてな。バルトー、あとは任せたぞ」
バルトーは敬礼した。僕は戸惑うばかりで、無理やり渡された剣を本来の持ち主に押し返した。
「この剣しか、龍を退治できないじゃないか!」
「そうだ。各国の恵みでつくられた国宝の武器の一つ。人間が偉大な力を持つ龍を倒せるのは、国宝の武器のみ。だからこそ、ここで失いたくない。王族であるお前の大切な役目だ」
突然の大きすぎる責任に、僕は気圧された。
バルトーが僕の肩に手を置いた。出発するように促されている。とにかく行かなければいけない。
この状況で、僕にほかの選択肢はなかった。だから、ひとまず受け入れる。
「……必ず無事でいてよ。この剣の持ち主は、父さんなんだからね!」
「当たり前さ。お前の母さんと一緒に会いに行くぞ」
ぎゅっと僕を抱きしめた。きっと、王としてではなく、父として。
僕を離すと、背を向けた。兵と作戦を練る父さんの背中を見た。それはもう王の背中だった。
僕とバルトーは階段を下りて、せわしなく走り回る兵士や召使を避けながら中庭に出た。
この騒々しさには似つかわしくない楽園のような中庭に、ひときわ目立つ母がいた。僕の妹・エリザを連れている。王と同じような冷静さで、召使たちに指示を出している。
あたりを見回す母さんが、僕たちに気づいた。僕たちが近寄ると、エリザを抱き上げて僕に託してきた。
もう、母さんの考えはわかっている。妹を任せるってことだろう。
何も言わずとも、僕が理解していると、母さんも理解していた。
エリザは代々受け継がれし首飾りをつけていた。その本来の持ち主は母さんだ。
何が起きているのかわかっていない、きょとんとした顔のエリザ。自分の仕事を、まだ知らない。
黄金の首飾りは、丸い鏡のような金と蹄の形をした半円の金を繋ぐようにして、繊細な草花文様が象られていた。まだ五歳の女の子にはふさわしくない代物だ。
言葉が出なかった。こんなときに、いざ母さんを目の前にすると、黙って母さんの濃い茶色の瞳を見つめて、うなずくのが精いっぱいだった。
エリザを抱える僕を、上から抱きしめてきた。母さんからの抱擁は久々で、懐かしいにおいがした。
「あなたの妹を守ってあげてね」
周りが騒然としている中、僕は目をつぶって、小さくうなずいた。
母さんは一息おいて、バルトーに目配せした。
「バルトー、あなたが頼りよ。時が落ち着いてから、〝白衣の集落〟を手掛かりにして」
勇敢な騎士隊長は敬礼した。反射的に僕は母さんから離れて、バルトーの後に続いた。
宮殿の北には厩舎があり、その向こうにはめぐみ川が流れている。すでに厩舎の周りには多くの兵士が集まって、軍隊の編成を進めている。僕たちに気づいた兵士たちが馬を連れてきた。
僕の愛馬アランは、二年前に父さんからもらった馬だった。まだ幼さの残る馬だけど、賢く、そして速い優駿だ。その漆黒の体躯から、ほかの馬にはない威風堂々とした空気を放っている。僕はアランのことが大好きで、仔馬のときから大切に育ててきた。
兵士から鎖かたびらと外套を受け取って身にまとった。妹にも外套を着せて、頭にすっぽりとフードをかぶせる。アランに騎乗して、兵士の手を借りながら、エリザを僕の前に座らせた。
バルトーが何人かに声をかけると、馬に乗った兵士たちがぞろぞろと集まってきた。
「これから、騎馬隊はトール様たちを囲いながら、このままめぐみ川のそば、まちの北側を通って凱旋の道にいたり、中央自治区の方向に向かって走ります。合図をしたら、この軍隊は三つに分かれます。トールさまと私、そして一部の兵は玄の国のほうへ。残りはそのまま凱旋の道を、残りは南からやってくる朱の国の軍隊に向かいます」
「ねえ、ムザはどこ? 大丈夫なの?」
「……えぇ、妻がついています。それに、途中までトールさまをお見送りしてから、私どもはシェバに戻りますから、お気になさらず」
彼の息子で、僕の悪友であるムザのことが気がかりだった。でも、有無を言わせない雰囲気を漂わせるバルトーに、これ以上、聞くことはできなかった。
バルトーの合図で、騎馬隊が動き出した。みんな頭まで外套で覆われているから、誰が誰だか一見わからない。これが、騎士隊長の狙いみたいだ。
僕は馬を走らせながら、シェバのまちを横目に見た。まちの周囲は壁に囲まれて、中の様子をうかがい知ることはできない。
でも、もうもうと立ち昇る黒い煙と激しい炎に混じるようにして、市民の泣き叫ぶ声が聞こえている。手綱を持つ手を離して、耳を覆いたかった。
凱旋の道に行きつくと、右手の遠くのほうに、朱の国の巨大な軍が蜃気楼でぼんやりと浮かび上がった。まるで砂漠の中にあらわれた幻覚みたいだと思った。
「朱の国の王、自ら全軍を率いているようです」
と、バルトーが言う。僕は先頭に立つ馬上の人物に目を凝らした。
朱の国のならわしに則って、木彫りのお面をつけている。大きな目とくちばしをかたどり、鮮やかな彩色が施されたお面は、朱の国の民が戦うときの必需品だという。
馬上の人物のお面は特別で、太陽の光を受けて、彩色された金がまばゆい輝きを放っている。刺繍された真っ赤な外套を身に纏い、ゆるぎない様子でシェバに進軍している。
騎馬隊は凱旋の道を一気に駆けた。
それが合図かのように、空から雨のように矢が降り落ちた。
僕を取り囲む騎馬が次々に倒れ、視界から消えていく。それでも、僕たちは無我夢中で走り続けた。そばを走るバルトーが言った。
「振り返ってはいけません! ただひたすら、逃れて、前へ進んでください!」
だから、僕は振り返らなかった。
燦燦と太陽の光が降り注ぐ、暑くて乾燥したこの地で、炎と弓矢から逃れるように、民は散り散りになった。
後世、この日の出来事を、五つ守の大陸の人々は「炎の侵略」戦争と呼んだ。
十五年の月日が経った今だからわかる。
あのとき、十五歳の俺は、騎馬隊長の約束を守ったわけではなく、振り返ることが〝できなかった〟。
直視することなど、できなかったのだ。
イラスト=芽茶子
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今後、毎週末くらいに更新します。
いずれ、あらすじとキャラクター紹介もアップする予定です。
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