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早く帰るために、苦手な仕事仲間を理解する

社会人になると、苦手な人や、興味の無い人とも一緒に仕事をしないといけません。とてもつらい
一刻も早く、おうちに帰りたい…
そんな中、自分が工夫しているのは、「相手をよく分析すること」です。

嫌いな人の分析なんてしたくないよ!というところですが…
その嫌いな人と接する時間を最短にして、まっすぐおうちに帰るためには便利な工夫です。


積極的防御

盾をぶつけにいく

ざっくりいうと、相手と会話する機会をできるだけ減らす工夫です。
結果的に、やらなくていい仕事を減らせます。
会話の回数が減れば、時間も節約できるしストレスも軽減。
一回の会話の質を高めれば、手戻りのリスクも軽減できます。
敵対したり、過激なことをする必要はありません。相手の動きや思考を分析して、面倒を起こさない方向を探る…という話です。


敵を知る

別に敵というわけではなく、苦手なだけですが…
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」を、応用するわけです。

例:完璧主義の上司

AIが考えた完璧主義者の図 大体メガネ

例えば、完璧主義の上司から
「来週使うプレゼン資料作って!」
と言われたら、なんだか嫌な予感がしますよね。
僕が想定するのは下記の流れです。

  • 方向性を聞き取り、たたき台を作る

  • 提出したら、すごい量の修正を頼まれる

  • 頑張って書き直したら、「あ、これも入れたい!」とか言う

  • なんかうんざりしてくる

  • もうプレゼン明日なのにまだ修正してる

  • つらい

温厚な私でも流石にブチギレですよ

どうでしょうか?こういう経験、どこかでみなさんもしていませんか?これに対して、僕が考えた非生産的な逃げ作戦はこちら。

  • 方向性を聞き取り、たたき台を作る
    この際、プレゼン相手の分析と、ゴールイメージを明確に定義

  • 資料自体はさっさと作るが、ちょっと寝かせておく
    ついでに完璧主義の上司が忙しくなる時期を調べておく

  • 上司が忙しそうな時、かつ期日の前日か2日前に資料を提出
    修正案が出た場合、「期日に間に合う最低限のものだけ」に絞る交渉

  • 1回だけ修正入れて終了

文章にしてみると、すごく不真面目な内容で自分でも驚きます。
前提として、「プレゼン資料として十分に成果が出せる状態」は必須です。もちろん、これはクリアします。そちらは別の記事や本で学んでいただければと思います。

そもそも、このケースの場合、なぜ修正が終わらないのか?これは、上司が完璧主義で、「時間がある限り、良いものを作ろうとする」特性があるからです。
この特性を打ち消すには、「時間がない」状態にするしかありません。

完璧主義の上司かどうかの判断

この特徴を見抜くには、少なくとも2回は被害に遭って、パターンを見抜くか…これまで出会った人の特徴から類推する必要があります。

僕が初対面で相手を完璧主義者かどうかを予測するときは、

  • 服装が整っているか

  • デスクがきれいか

  • 提出書類の体裁を極端に気にするか

  • 期限ギリギリまで行動していないか

  • こだわっている所持品があるか:その手入れの状況が良いか

あたりをヒントにします。2つ当てはまれば警戒します。
完璧主義者は、自分が納得できること以上に、
「人から見てもツッコミどころがないこと」を気にしている気がします。「自信がなさそう」「プライドが高そう」も手がかりになります。


例:後でいろいろ言ってくる上司

AIが考えた粗暴な人 つよそう

指示内容が曖昧なのに、すごいケチつけてくる面倒なお方。
「いい感じにまとめといて」→「これじゃ足りないよ」
こういうのは、「隠れた前提がある」から起こるわけです。
これを防ぐためには、こちらから引き出してやる必要があります。

  • 指示の前提を調べる
    この依頼が発生した原因は?成果物の使い道は?
    ここから、出来上がるべきものの予測を作る。

  • 質問をまとめてぶつけて、要求仕様をまとめる
    面倒がられないように、意図を先読みして問いを簡略化。
    その場で切り返せるよう、3種類くらいの道を用意しておく。

  • 方向性の再確認と、次回提出時の状態の宣言

  • 適当に処理

結果、仕事の総量を減らすというより、無駄な工程を減らすことでラクになります。

後でいろいろ言ってくる上司かどうかの判断

<危ないタイプ>
こちらも、経験から見抜くしかありませんが…言葉がヒントになります。
「~な感じ」「適当でいいよ」「任せるわ」
あたりのワードを使う人は信用できません。
また、話しかけるタイミングが自分勝手な人は要注意です。
相手のことを見ておらず、自分を最優先している証拠です。

<舌足らずタイプ>
口数が少なく、知識や経験が豊富な人が意図せずこうなるケースがあります。知らない単語をよく使ってくる場合はこちらかもしれません。
「あれ?教えてなかったっけ?」とか言ってて、本当に教えていないことがあるパターン。


例:読解力が低い部下・同僚

AIが考える笑顔の部下 いいヤツそう

言葉を180度違う形で解釈する人も存在します。
多くの場合、こういうタイプはメモを取らないか、メモの内容が意味を為していません。言った言わないの話をしても時間の無駄です。
このタイプには、「文書化してタスクを任せる」必要があります。
これには、自分が持っている「隠れた前提」を見える化する効果もあります。
本当はこのやり方では成長しにくいのですが、改善の意思が見られない人にはこれで対応しています。

読解力が低い部下・同僚かどうかの判断

このケースは既に悩んでいることが多いとは思いますが…早いうちに判断する場合は、下記をヒントにしています。

  • 議事録を任せてみる
    まるで意味がわからんぞ!!となったらもう確実です。

  • 好きなアニメ・ゲームを聞き、どこが好きかを尋ねる
    もし、そのタイトルが扱うテーマとかけ離れていたら、表面的な目線の持ち主かも。


相手の特性によって取るべき行動は変わりますが、根本は同じ。相手がどんな動きをするタイプなのかを見抜き、知っていれば、悲劇はある程度避けられます。
なお、これは相手が「成長しないタイプ」であることを想定しています。
日々学び、進化するタイプが相手だとかなり難しくなります。


終わりに

正直、好きでもない人のために自分の脳や心のリソースを割くのは、それだけでも強烈なストレスです。せめてそのダメージを最小化するための工夫がこれです。

良い面を探すとしたら…人の分析に慣れると、大切な人が求めていることを察するチャンスが増えることです。レベル上げとして活用させてもらえるいい機会ということで、試してみてはいかがでしょうか。「気の利く人」になれるかもしれません。

僕の場合、今は役職としての権限がありません。立場によっては、全く違う解決方法があると思いますが、もし活用できそうだなぁと思った方がいらしたら幸いです。

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