『オタク』のイメージ
『オタク』という3文字だけの情報。
そこから想起されるのは、どのようなイメージだろうか。
今の世間的なイメージについて収集しているわけではないのでわからないが、
ひと世代前では、『オタク=アニメ・漫画の美少女系好きな人=性癖が気持ち悪い、何をしでかすかわからない』
という謎のイメージが存在した時期があったように思う。
たぶん一部の誰かが世間を騒がせるような事件を起こし、それを誇張した情報に惑わされたのだろう。
これもまた情報操作と言える。
人は、理解できないものに恐怖を覚える。
ましてやそれが事件を起こし、自分の知らない趣味の世界を持っていたせいだとなれば、イメージは最悪になる。
アニメやゲームを子どもに見せると暴力的なる、などというものもあったか。結局、それで育った世代が親になり、いっそ子どもと一緒に楽しんでいるようだ。
すべては、その人の人格による。
趣味趣向は他人に迷惑がかかっていないならそこに善悪のレッテルを貼る必要はないのだ。
さて。
ここ数年、私は新規のアニメを毎シーズン約10本程度視聴している。
もちろん無差別ではなく、PVを見たりタイトルとイラストを確認したりして、気になるものをピックアップしている。
そして1話〜数話確認して、なんか違うと思ったら見るのをやめるものもある。
これをオタクと呼ぶのか?
と、ふとよぎった。
否!!!
本物のオタクに失礼である!!
と、思って今文章をつらつら書くに至る。
オタクとは、それを愛し、敬い、全力で応援する人のことを指す。
と、私は定義している。
ゆるくアニメ鑑賞を嗜む程度では、単に「アニメ見るのわりと好き」くらいのものである。
ハンバーグ好き?
「まぁ好きだけど別に定期的に摂取しないと禁断症状出るほどじゃないかなー」
みたいなものである。
オタクは愛の深さ、マニアは固執・深掘りという一点集中の強さ。
オタクかつマニアであるという場合もあるだろう。
この場合のオタクという言葉はアニメや漫画に対するオタクという言葉でイメージしているが、
世の中には鉄道オタクやら理系オタクやらいろいろある。
一概に感じているのは、オタクというレベルの趣味を持っている人は、人生結構楽しんでいるということだ。
そういう点において、自分は何かしらのオタクであるのだろうか?
楽しめることはあるのだろうか?
と考える。
秒で答えが出た。
『こうやって変態レベルの思考をしながら書き起こすこと』
である。
そうだった、思考の変態を自称しているのだった。
私にとって日常で当たり前のことなのですっかり忘れてしまう。
実際、こうやって文章を書いているだけで精神的に健康になる気がする。
息をするようなものだ。
思考の方向性によっては、オタクではなくマニアックな場合もあるが。
自分は、何をすることが好きなのか。
アニメや鉄道、写真や健康。
様々なジャンルはある。
しかし、ジャンルというものに捉われず、幅広く見てみてほしい。
きっと、好きなことを意識して取り入れるだけで、世界が少し、明るくなるから。
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