実母
ある日、スタバのソファー席で本を読んでいたら
"幸せになってね"
という言葉がおりてきた。急に涙が止まらない。
私の母は私が小学生の時から双極性障害を患っている。
急に暗くなるかと思えば、めっちゃ機嫌のいい日もあった。
ある日、父と弟と2階でテレビを観ていたら階段を登ってくる誰かの足音が聞こえた。母だった。
手には包丁を持っていた。一緒にいた父を狙いにきたのだ。(その時は誰もケガなく大丈夫でしたよ🙆)
それからというもの何か反抗するたび包丁を突きつけてきて脅してくることも増えた。
でも機嫌のいい日もある…
私はそんな母に振り回されて正直疲れ切っていた。
そしてそんな母をお母さんと思えなくなった。
そしたら自分が双極性障害になった。
でも包丁を突きつけたくなる気持ちは全くわからなかった。
産後、鬱状態がひどくなり実家で休んでると母に
"あなたには体力がないからこうなった"
と言われた。は???????
いや、お前が病気やで里帰りなんて夢のまた夢やったでやげ?????
なんでそんなこと言われなあかんの?????
と怒りが湧き、実家を出たきり音信不通で4年が経った。
距離を取ったのはいいが、周りは親と仲良くしている人達が多かったので
親と仲良くしなければいけない
ということに縛られるようになり、とても苦しかった。
潜在意識を勉強すると、親との関係が鍵になってくるみたいだった。
親を許す、親に今までの失礼を全力で謝る。そんなワードばかりが目についた。
1つ疑問が湧いた。
包丁を突きつけてくるような母親をどうやったら許せますか?????
私は体力がない発言以前に私に包丁を突きつけた母のことが本当に許せなかった。
どうやって許せっていうんだよ!!!!!
許せなかったら幸せになる権利はないのかよ!!!!!
本当にモヤモヤしていた。
で、モヤってスタバで本読んでたら幸せになってねって言葉が急に降りてきたわけ。
その言葉っていうのは、母が私が結婚して家を出る時にかけてくれた言葉だった。
当時は、は???何言ってんのこいつ。と思ってさらっと流してたが、どうやら覚えていたみたいだ。
なぜだか涙が止まらない。なんでか考えた。
私は母と無理やり仲良くしたいわけじゃなくて、今幸せになりたいだけだったんだ。
幸せになることをここで決めなさいと言われたような気がした。
たとえ包丁を突きつけられたとしても、家を出ていく娘に対して心から幸せを願う母にちょっとだけ愛を感じて涙が止まらなくなったのだ。
で!!ここで自分に問う。母親とはどうしたい?と。
そしたら
距離は取っていたい。
でも
いつか話せる時があれば話したいな。
とお返事があった。
この瞬間、やっと親と仲良くしなければいけない、親を許さないといけない、親に謝らなければいけないから解放された。
結果、たとえ親でも許せないことがあったら別に許さなくてもいい、そんな自分がいてもOK🙆♀️
1番大事なのは
自分はその人と今どうしたいか
だと思う。距離を置きたいなら置けばいいよ。
世間がなんと言おうが自分が納得するやり方が1番しっくりくるし、安心する。
今自分が1番納得するやり方で対応する。
母は本当にヤバい人だけど、幸せになってねは素直に受け取ろうと思う!