できない理由ではなく、どうやって実現するかを考える
私はソフトウェアエンジニアですが、正直無理なことってあります。できないことってあります。
客な無理な要望、自分以外の開発者ができると言ったことが出来なかった、緊急対応などが発生し作業時間が避けなかった、このような自分以外の要因で客の求めている期日までにできない事はよくあると思います。
そういうとき、あなたはどう考えてどう行動をしますか?
【良くない回答例1】客の要望に無理があるんだと諦める
客が無理な要望を言ってくる場合もありますよね。
聞いていた仕様が覆る、しかし、既に作り終えており、修正する時間はリリースまでに確保することができないとか。
よくあることだと思います。
こういったときに、無理なものは無理だから「できません」と回答するのも一つの方法ではあると思います。
しかし、「できません」とだけ伝えるのは良くないでしょう。
【良くない回答例2】開発者○○さんが作らないから俺も出来ないと諦める
開発者がやると言っていたことをやらない場合もあります。
特に、同一社内のメンバーであればフォローするでしょうが、会社が異なるメンバーだった場合、契約上伝えることができなかったり、自社が損失を被ることがないため、放置しがちかなって今まで働いてきて思います。
当然、やらない人に問題があるのですが、それを「〇〇さんがやってくれないので間に合いません」と言うのは簡単ですが、良くない回答でしょう。
【良くない回答例3】作業時間が取れなかったから仕方ないと諦める
最近ですとコロナも全国的に流行しており、体調が悪いと会社に出社することもできません。
また、ワクチンの副作用で高熱がでるなどで休む方も周りで増えてきています。
そうなれば必然的に稼働日数が減り、作業時間が減ってしまいます。
そうなったとき、「体調が悪かったんです、申し訳ありません」と言ったところで、客としたらやるせない気持ちになるだけです。
全部間違えている
これら3つの回答は、できなかった言い訳を考えてるだけでしかないと言えるでしょう。
1つ目の客の要望が二転三転しているからと言って、それを「できない」と切り捨てるのは乱暴ではないでしょうか。
2つ目もそうです。誰か作業が遅かった人に責任を押し付けているだけにしか聞こえません。
3つ目も同じ、客からしたら、エンジニアの体調不良は心配で休んでほしいでしょうが、モノが期日までにできてこないと非常に困ります。特にリリースが近いもの、さらには告知を出していたものがリリースできないと慣れば大きな損失でしょう。
これらは、できなかったという事実を正当化しようとする理由を探した結果であり、言い訳でしかありません。
(しかし、毎回言い訳を並べる人っているんですよね。嫌われますよ)
何が出来るのかを考える
休み返上、さらには休日出勤で働いて頑張れとは思っていません。
間に合わないものは仕方がありません。
しかし「できない」とだけ回答されても客は困ります。
リリースの期日までにどこまでが作ることができて、どこが間に合わないのかというスコープの調整を相談することもできるでしょう。
リリースの期日には間に合わないかもしれませんが、だったらいつまでにできるのかという回答を行い、リリース日の調整の相談だってできます。
開発者のスキル不足も気づくタイミングは何度かあるはずです。スキル不足であることや遅れていることを放置せず、人を入れ替える、さらには人を足すといったことで対応することだって可能です。
「できない」ということは簡単です。
これは、うちの子は3歳ですが、3歳でも言えますよ。
しかし、じゃあどうしたら良いのかといった提案をいくつか用意する、こういったことがとても大切であると考えます。
むしろ、これできないと一生末端エンジニアだと思う。エンジニア以外でも末端の作業者だと思う。
最後に
どうしてもスケジュールに間に合わないことなんて、仕事してればよくありますよ。
そういったときに、 "じゃあどうしたら良いのか" と言った取れる策をいくつか用意して報告、相談をすることがとても重要です。
できません。って言って他者の文句言ってるだけのやつは、うざいよまじで。
以上
読んでいただきありがとうございました。