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期待値は、最初は低く徐々に高めていくことで評価が高くなる

プロジェクトマネージャーになったとき、まず気をつけないといけないことは、「プロジェクトオーナーの期待値が上がりすぎないようにする」ということです。


プロジェクトの限りではありませんが、高い期待値はお互いを苦しめます。


最初から高い期待値

プロジェクトマネージャーになり、自分の優秀さをアピールしたい気持ちがあるかもしれませんが、その気持をぐっと堪える必要があります。


コンペなどで受注を得たいがために難易度が高く難しい期待値を提示してしまい受注してしまった場合、それをこなさなくてはいけません。

けど、きっと期待値に届かずトラブルとなるでしょう。


期待値を徐々に上げていく

初期段階はそこまで期待値が高くなかったプロジェクトのマネージャーになったとしましょう。

たとえこのプロジェクトが注目プロジェクトにならなかったとしても、あなたはマネージャーとして遂行してくれた、任せられるといった評価になります。

また、もしこのプロジェクトが徐々に社内で評価されるようになり、日に日に注目度が上がっていく、そうなったときにマネージャーをしているあなたの評価は一段と上がります。


反対に、当初から注目プロジェクトだった場合、そのまま遂行できれば良いですが、もし失敗してしまった場合、「あなたには大事なプロジェクトは任せられない」といった評価になっていきます。


このように、プロジェクトの進行とともに期待値、評価が上がっていくプロジェクトにしたほうがプロジェクトオーナーとしての満足度も高くなり、あなたの評価も高まるのです。


このような期待値コントロールが、マネージャーとして重要な役目でしょう。


以下図のように、結果的にプロジェクト終了時点での成果が同じだったとしても、徐々に期待値が上がっていく方が満足度の高いプロジェクトと言えます。

図1

最後に

プロジェクトの期待値コントロールはプロジェクトマネージャーにとってとても大切な役目でしょう。

徐々に期待値を高めていく、ぜひ実践してみてください!

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