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リモートって、画面越しだから、なんとなく自分事感が弱い気がします。

 1月24日の朝日新聞デジタルに、「在宅仕事、「革新」には不向き?研究者「アイデアのためには会話を」」という記事が出ています。

 ネタ元は”Remote collaboration fuses fewer breakthrough ideas”という、Nature volume 623, pages987–991 (2023)の論文です(この記事は有料なので、リンク先で読めるのは概要のみです)。

 リモートで行うコラボレーションの仕事は、「既存のアイデアを発展させることはできても、「破壊的な革新」にはつながりにくい」という話です。

 これ、分かる気がします。コロナ以来、リモートで打合せだったり、研修会、勉強会が多く行われてきました。現在でもオンラインで行われるイベントは多く、遠くで開催されるイベントなどはオンラインで参加できて、大変便利なのですが、対面と違って、画面越しだと、どうも自分事という感覚が弱いような気がします。
 なんとなくテレビを見てるような感じで、内容が頭に入りにくいというか、なんとなくぼぅーとしちゃう感じがします。
 そういう感じなので、「革新性」に乏しくなるというのも納得できますね。

 対面の方が直接的な刺激がありますし、その場の空気感とか一体感とか、要は臨場感があるのですが、リモートだとどうしてもそののような感覚がないので、盛り上がりにも欠けるわけで、気持ちの高揚感も違ってくるのでしょう。だからこそ、リモートだと革新的なアイデアも出にくいということなのだと思います。

 ただ、リモートの利便性も捨てがたいので、場面によって使い分けをすると良いということですね。

 

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