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回石進

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詩、俳句、小説などはこちらに貯めていこうと思います。Twitterでも呟いてます。
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#詩的散文

帰郷

帰郷

昔ながらの情景に

涙が出るかと思ったが

お腹の音が空に響いた

とある愚か者の述懐

茹ったお湯に手を入れて
熱いと思うのが普通だというのに

熱くないだろ 
それが出来なきゃ始まらないと
急き立てられ

よく出来たじゃないか
と時には煽てられ

脂汗が引いて
笑みが張り付きました

これでいい気もするんですが

たまに胸の奥から沸々と湧いてくるのです

お医者様はいらっしゃいますか?

なくことはないのだが

なくことはないのだが

ひどく落ち込んでいる
君の存在感に

幻かもしれない君のその重量感
風に吹き飛ばされるかもしれないその儚さ

君の魅力がどんなに語り尽くせないか

それに比べて
僕の存在感は

確かな結合による保証されたる重量感
質量には見合わない軽薄なる存在感

なんとつまらない

と、空をずっと見つめている私を観て
道行く人は何かを思うだろうか?

まあ、よい。
もう少しだけ君の存在感に酔いしれて
私の空虚な

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