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ピリリとした幸せを感じる

6月ごろ、気温の変化と梅雨に体がついていけなかったみたいで盛大に風邪を拗らせてしまった。

咳がとにかく止まらず、夫には結核を心配される始末。内科、耳鼻咽喉科、最終的には呼吸器科まで行ったけど、喘息の検査結果はなんと18歳以下(これはこれで嬉しかった)!コロナも陰性ではっきりとした原因はいまいちわからず。

30半ばを過ぎて、「よくわからない不調が本当に増えてきたなぁ〜」と日頃から感じることが増えていたけど、本当にそれを切に体感した出来事だった。

冷房を使う日もだんだん増えてきて手足が冷えていたのと、体の内側にダイレクトに効くものを食に取り入れたくて、いいものがないか探していたところ偶然「しょうがシロップ」に出会った。

体をポカポカにしてくれるであろう生姜の効能を考えると、今のわたしにぴったりかもと思い早速作ってみることに。
(効能をあとからちゃんと調べたらもっと生姜はすごかった!殺菌効果や食欲増進効果もあるなんて。加熱とかでも効果が変化するの面白い。)

半日も経たずにできる手軽さが魅力のレシピを拝借。
めんどくさがり屋のわたしには嬉しい。

普通の生姜でも作れるみたいだが、ちょうど新生姜が出回っている時期だったので新生姜で作ってみた。新生姜の方が塊でドーンと売っているのでこまごまと買わなくていいし、繊維が少ないようで個人的にスライスしやすい所感。白砂糖でなく、家にあった三温糖にして喉にいいはちみつも加えてみる。

あまりシロップを作ったことがないからかもだけど、とにかく工程がとても楽しい。

私は野菜を切ることでストレス解消できるたちなので、生姜をザクザクスライスする時点でいい気持ち。生姜の香りがぶわ〜っとキッチンを満たす。

スライスした生姜に三温糖をまぶして放置。

この時点で既においしそう

しばらくして様子を見にいくと、生姜の水分ががっつり染み出している。
化学的な変化に「おー!」となるのと、琥珀色の液体の美しさよ。

煮詰めていく時間は、スパイシーで甘い香りに包まれる。生姜に水分と色が戻っていくようで思わずうっとりしてしまう。
早く飲んでみたいけど、このままずっと眺めていたい気持ち。

切り立ての生姜の匂いとは違って、すっかり甘さを纏っている香りに。

生姜本体の方もとても美味しそう

くつくつと煮詰めて完成!
冷ましてからジンジャーエールを早速飲んでみたけどとてもおいしい!
しょうがの辛味もしっかりあるのに、なんか優しい。

最初はお試しにと、レシピの半分の分量で作ったけど夫にも大好評であっという間に消費。結局これも合わせ、この夏4回も作りました。

消費No. 1だったのが豆乳割。
その名の通りシロップを豆乳で割るだけ。動画では牛乳割りもおすすめされてたけど、個人的にはこちらが好みだった。
味をどう表すかが難しいのだが、オーガニックヤクルトみたいな感じ?
辛味が豆乳でまろっとして、でもピリッとして。
飲むたびに「うまい」「うまい」を連発するほどだった。

エキスを出した後の生姜本体も大活躍。そのまま食べてももちろん美味しい。
我が家ではちょうどレモン酒を作っていたので、どばっと一緒に漬け込み。レモンだけの時より、三温糖のコク、生姜のすっきりさが加わってとても美味しい仕上がりになった。
レモン酒は最近は毎年作っているけど、味変でとても新鮮な気持ち。
今度はパウンドケーキに混ぜ込んでみたい。

作る過程も幸せな気持ちになれて、気持ちも身体にもいい生姜シロップ、おすすめです。


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