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「考えすぎるのはよくないわ。人がどう言おうと気にしなくていい。自分の心の声だけに耳を傾けて」

今日も5時に起きて、ヨガとピラティスを短時間やったものの、身体も心もどんよりしていて集中できず、隙があれば寝てしまう状態です。

適度な運動をしなかったツケは、翌日にも響きます。お酒みたい…

撮りためているテレビ番組の中から、映画『栄光のランナー1936ベルリン』を観ました。

表題は、ユダヤ人差別が行われているドイツ、ベルリンオリンピックへ参加して負けたらナチスに屈服することになると思い悩んでいる主人公ジェシーに、妻ルースがかけた言葉です。

ジェシーは、アメリカだけではなくドイツでも差別を経験します。そんな中、走り幅跳びの競技でルールを熟知しておらず苦戦するジェシーに、ライバルで優勝候補のドイツ選手ロングが、助けてくれて何とか予選を突破します。熱闘を繰り広げた二人は検討をたたえ合って二人で競技場を一周します。

「ロングは人生を棒に振る気か?」「いいえ、名場面よ」オリンピックの記録映画を任されていた担当者の会話です。

「ドイツには不美人はいるの?」「人前に出さない、いろいろ秘密がある」

「僕の子供を産めと命じられたんだろう」

「突き詰めれば違いはない」

「君の身に危険が?」

若者二人の会話は意味深です。

スポーツをしている当事者たちが正々堂々と戦い、友情が育まれる様は良いものです。心から信頼できる仲間が得られる場の一つがスポーツだと思います。

差別は、中国でもアメリカでも、そして日本でもあります。

差別だと気がつかないで、当然だと信じているように見えるところが怖いところです。

新型コロナ感染者がゼロだった岩手県では、第一号になりたくなくて具合が悪くても病院へ行くことをしないようにしていたと聞きます。

コロナ感染者一号になっても県は責めませんから具合が悪い人は病気へ行ってくださいと発信するほどでした他県ナンバーの車に嫌がらせをするなどの問題もでていたようです。

コロナそのものへの恐怖もあるでしょうが、周りからどん扱いを受けるかわからないという恐怖も加わっていたと思います。

村八分は昔の話ではありません。人間を含めて動物は人に順番をつけてしまうのは本能なのでしょうか。

岩手県だけの話ではありません。新型コロナウィルスに感染した人は、誹謗中傷、批判を浴びています。報道の仕方も見せしめのようでえげつなく思う時があります。

特定の感染者と感染を警告したい場所の報道は紐つけなくて別ものとして報道しても注意喚起にはなるのに、何故配慮しないのでしょう。コロナになるようなことをした奴が悪いのだと聞こえて嫌になる時があります。

犯罪者のように事細かに特定の人の行動を全国ネットで話すのは逮捕されるような容疑者になった人だけにしていただきたいです。なりたくてなったわけじゃないのに、田舎だと、勤め先や家族も含め、特定されて誹謗中傷されています。

濃厚接触者は個別に対応すればいい話です。協力して公表したところがバカを見るような発表や報道をするから、公表に協力しない店が出てきたり公表したくない人が出てくるのは当然だと思います。協力してくれと連呼するだけではなく人の気持ちを考えない発信を変えないと誰も協力しなくなるでしょう。

非難する人を非難したくて書いているのではなく、人々の恐怖心をあおり、非難することを先導するようなのが嫌で仕方ありません。見たい番組だけを録画して、ずっと見ていなかったのに、朝の情報の番組を目にする機会が増えて、どうでもいい情報に感情が揺さぶられる自分に腹を立てています。

NHKが正しいとは思っていませんが、NHKのデータ放送でニュースと天気が確認できたらあとは娯楽のための映画、アニメ、ドラマだけで十分です。YouTubeの方がずっと楽しいし、必要な情報が得られますね。

体調を安定させないと、余計なところに怒りが湧いてきます。修行が足りませんね。




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